中国医学協会案内

医学の進歩がめまぐるしい現在ですが、肩こりや腰痛、慢性的な頭痛など様々な疾病は現代人において大きな悩みとなっております。また、糖尿病や高血圧といった成人病も近頃では低年齢化しており、将来のためにも真剣に見直す時期が来たのではないでしょうか。その中で、中医学が西洋医学と全く異なる基礎理論の基で、その有効性、優位性に世界中で注目されています。

西洋医学は、ミクロの医学といわれています。病症の診断をする際に、病変の部位を様々な高度な技術を駆使して検査していき、細胞レベルまで原因を突き詰めていきます。一方、中医学は局部の病症を診断の情報の一つとして扱い、それらを数多く集め身体全体でその人の病証を決めます。その中心となってくるのが、臓腑(五臓六腑)であり、気、血、津液です。五臓六腑は、西洋医学でいわれるものと考えが少々異なり、それぞれが互いに影響を及ぼします(五行学説)。例えば、腎臓の陰血が不足して肝臓に影響を及ぼし、その肝臓の火が上に昇り高血圧のような症状を引き起こします。また、血の病症はなじみがありますが、気の病症はなじみが薄いものです。しかし気が引き起こす病症も多いのです。気虚や気滞等がそうですが、やっかいなことに西洋医学には気の概念はなく、診察しても何も原因を見つけることはできないのです。

中医学には、漢方薬、鍼灸そして整体があります。それらは皆同様の診断をし、治療原則を決め治療を行います。ですから、病症により得意はありますが、効果の程は同じになります。漢方薬治療を内治療法というのに対し、整体は外治療法といいます。

今後の中医学の役割は、西洋医学と競い合うことではなく、互いの長所を生かし、融合することです。そして病体を改善するだけでなく、健康を維持できる身体に導くこと。これが、すべての人の望みではないでしょうか。

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