甘い物が止まらないのはなぜ?

フーフーです。甘い物って、やめようと思ってもやめられないことがあります。
これって意志が弱いだけなんでしょうか?

それは意志の問題ではありません。身体が甘味を必要としている状態です。
中国医学では、味覚にはすべて意味があります。甘味は「脾」に入り、気を補い、緩める作用があります。
つまり、甘い物が欲しくなるときは、多くの場合、気の不足や流れの問題が背景にあります。
① 気虚タイプ ― エネルギー不足
もっとも基本はこれです。
・疲れている
・元気が出ない
・ぼーっとする
この状態では、身体は「気を補え」とサインを出します。その即効手段が甘味です。
甘い物は、気を生む材料としての役割を持つため、自然と欲しくなります。
② 上に気血を運びたいタイプ
頭に血が足りない人。
例えば、
・立ちくらみ
・起立性のめまい
・思考力の低下
こういう状態では、上へ持ち上げるエネルギー(気)が必要になります。
甘味は、気を補い、押し上げる力を作るため、「頭を使う人ほど甘い物が欲しくなる」という現象が起きます。
③ 血流停滞タイプ(瘀血傾向)
血がドロドロしている状態。流れが悪い状態です。
このとき身体は、「流す力=気」を欲します。
甘味は、直接血を動かすわけではありませんが、気を補うことで血を動かす間接的な作用を持ちます。
そのため、流れが悪い人ほど甘味に依存しやすくなります。
④ 腎気の不安定(固摂不良)タイプ
これは少し深い状態です。
腎の働きが乱れると、本来留めるべきものが留められなくなります。
例えば、
・崩漏(出血が止まらない)
・精の漏れ
・慢性的な消耗状態
このとき身体は、緩めつつ安定させる作用を持つ甘味を欲します。
甘味には「緩」の作用があります。つまり、過剰な消耗や流出を一時的に抑えようとするのです。
まとめ
甘い物が止まらないとき、それは単なる嗜好ではありません。
気が足りないのか
上に持ち上げたいのか
流れを作りたいのか
それとも漏れを抑えたいのか
身体は必ず理由を持って欲しています。
ただし、ここで大切なのは、甘味で解決し続けることが正解ではないということ。
甘味は「応急処置」です。本質は、その状態を作っている臓腑のバランスにあります。
甘い物が欲しくなったときは、「自分のどこが不足しているのか」そこに目を向けてみてください。
それが養生の第一歩です。
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