肩こりは「血行不良」だけではない

肩こりは「血行不良」だけではない

フーフーです。
先生、肩こりって血行不良ですよね?

それもあります。
でも中国医学では、肩こりはもっと立体的に見ます。

どこから気血が詰まっているかが大事です。

■中国医学的解説

肩こりは、単に筋肉が硬いだけではありません。
今中理論で見ると、首肩は気血が上に集まりやすい場所であり、同時に熱や湿、呼吸の出口の影響を受けやすい部位です。

大きく分けると、次の三つがあります。

■1.大椎に熱が集まるタイプ

大椎は首の後ろ、全身の陽気が集まりやすい場所です。
ここに熱がこもると、首の付け根が硬くなり、肩まで詰まります。

原因は、食べ過ぎ、考え過ぎ、のぼせ、皮膚の冷えによる発散不足などです。

本来なら皮膚や汗から外へ出るはずの熱が出られず、
大椎に集まって首肩を固めるのです。

■2.胃の食べ過ぎから首肩に詰まるタイプ

胃に食べ物が多く入りすぎると、気血は胃に集まります。
その熱や湿が上に昇ると、胃経の流れを通じて顔、首、肩に影響します。

このタイプは、食後に肩が重くなる、首が詰まる、頭がぼーっとする、顔がほてる、という形で出やすくなります。

つまり肩こりであっても、原因は肩ではなく
胃の渋滞にあるのです。

■3.肺の宣発不足タイプ

肺は、気を外へ広げる「宣発」を司ります。
ところが皮膚が冷えたり、呼吸が浅くなったりすると、肺の宣発が弱くなります。

すると体内の熱や気が外に出られず、胸から首肩にこもります。
このタイプは、肩こりと一緒に、息苦しさ、咳、鼻づまり、皮膚の冷え、背中の張りが出やすいです。

これは、肩の筋肉の問題というより、
出口が閉じたことで起こる肩こりです。

■まとめ

肩こりは「血行不良」だけではありません。

* 大椎に熱が集まる
* 胃の食べ過ぎで上に詰まる
* 肺の宣発不足で外に出せない

このように、同じ肩こりでも原因は違います。肩を揉むだけじゃ足りないんです。肩こりは、身体の流れがどこで止まっているかを教えてくれるサインです。

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