なぜ、怒ったあとにどっと疲れるのか

なぜ、怒ったあとにどっと疲れるのか

フーフーです。
先生、怒ったあとって、なんだか急にぐったりしませんか?
一瞬元気になった感じがするのに、そのあとすごく疲れるんです…。

それは、怒ることで
気血を一気に放出しているからです。

■中国医学的解説

中国医学では、怒りは
肝と深く関係しています。

肝は

* 蔵血(血を蓄える)
* 疏泄(気を流す)

を司っています。

つまり肝は、
「ためてから流す」臓なのです。

■怒ると何が起きるのか

怒りが起こると、
肝の気は急激に上へ昇ります。

すると

→ 気が一気に放出される
→ 血流も上へ動く

その瞬間は

* 力が出る
* 声が大きくなる
* 強くなった気がする

という状態になります。

しかしこれは、
本来ゆっくり使うはずの気血を

前借りしている状態です。

■肝の本来の役割

肝は本来、

→ 必要なときまで血を蓄える
→ 状況に応じて流す

ことで、全身の安定を保っています。

ところが怒ると、

→ まだ蓄えきれていない血まで流してしまう

ことがあります。

つまり

使う準備が終わる前に放出してしまうのです。

■だから疲れる

怒ったあとに起こるのは

→ 気血の急激な低下

です。

その結果

* 力が抜ける
* 眠くなる
* どっと疲れる
* 胃が重くなる

などが起こります。

特に、もともと血が少ない人や、
考えすぎ・食べすぎ・睡眠不足がある人は、
怒ったあとに消耗しやすくなります。

■怒りを我慢すればよいのか?

そうではありません。

中国医学では、
感情を無理に止めることもまた停滞になります。

大切なのは

急激に上げすぎないことです。

そのためには

* 深呼吸
* 歩く
* 手足を動かす
* 外へ巡らせる

ことで、
肝の気をゆるやかに流します。

■まとめ

怒りとは、

肝が蓄えていた気血を
一気に上へ放出する現象です。

だから

一瞬強くなったように見えて、
あとで疲れるのです。

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