なぜ、寝る前になるとお腹が空くのか

なぜ、寝る前になるとお腹が空くのか

フーフーです。先生、夕食は食べたはずなのに、寝る前になると急にお菓子が食べたくなるんです。あれって本当にお腹が空いているんでしょうか?

空腹のこともありますが、多くの場合は違います。それは胃の問題というより、気の流れの問題かもしれませんよ。
一日が終わるころになると、
* 甘いものが欲しい
* 夜食が食べたい
* 冷蔵庫を開けたくなる
こんな経験はありませんか?
多くの人は「栄養不足かな」と考えますが、中国医学では別の見方をします。

■夜になると陽気が減る
昼間は太陽の陽気によって、
→ 気血は外へ向かう
→ 身体は活動モード
になっています。
ところが夕方から夜になると、
→ 太陽の陽気が減る
→ 身体も内側へ向かう
ようになります。
本来ならここで休息モードへ入るのですが、問題はここからです。

■皮膚が閉じると気が中に集まる
夜になり空気が冷えると、
→ 皮膚が閉じる
→ 宣発が弱くなる
すると本来外へ巡っていた気血が、身体の中へ集まり始めます。
そのとき胃の中に残っていた気も動き出します。

■胃に熱がある人ほど食欲が出る
もともと
* 食べ過ぎ
* 甘いものの取り過ぎ
* 胃もたれ
などで胃に熱がある人は、夜になるとその気が胃に集中し、
→ 胃の働きが活発になる
→ 食欲が強くなる
という現象が起こります。
すると、「お腹が空いた!」と感じるのです。

■食べると心は満たされる
さらに食べると、
胃に気血が集まります。
すると一時的に
→ ホッとする
→ 落ち着く
→ 満足する
感覚が生まれます。
だから夜のお菓子や夜食は魅力的なのです。
しかしその代償があります。

■夜食が眠りを浅くする
本来、夜は
→ 胃を休ませる時間
です。
ところが夜食を食べると、
→ 胃に気血が集まる
→ 消化活動が続く
結果として、
* 眠りが浅い
* 朝が重い
* 胃もたれ
* だるさ
が起こります。
そして翌日はさらに気の巡りが悪くなり、また夜に食べたくなる。この繰り返しです。

■どうすればよいのか
大切なのは、「我慢すること」ではありません。
まずは、
* 夕食を食べ過ぎない
* 日中によく歩く
* 入浴で気を巡らせる
* 香りで心を切り替える
ことです。
気が全身へ巡れば、胃にばかり集中しなくなります。

■まとめ
寝る前のお腹の空きは、本当に栄養が不足しているとは限りません。夜になり、
* 陽気が減る
* 皮膚が閉じる
* 気血が内側へ集まる
ことで、
胃の気が活発になっている場合があります。

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