なぜ、いい香りで気分が変わるのか

なぜ、いい香りで気分が変わるのか

フーフーです。お気に入りの香りをかいだ瞬間に、なんだか気分が軽くなったり、ホッと落ち着いたりした経験はありませんか。

なぜ、香りをかいだだけで、気分がふっと変わるのでしょう?

多くの人は「リラックス効果があるから」と考えます。しかし中国医学では、香りは単なる気分転換ではなく、身体の気の流れそのものを変える力を持っていると考えます。

私たちの身体は気血津液の流れによって働いています。

元気が出ない時も、イライラする時も、不安な時も、その背景には気の偏りや停滞があります。

香りは、その気の流れに直接働きかけることができるのです。

例えば、考え事が多くなったり、頭に熱がこもったりしている時があります。

そんな時にミントの香りをかぐと、頭がスーッと軽くなることがあります。

これは単に冷たく感じるからではありません。

ミントには、上にこもった熱を開き、停滞した気を発散させる働きがあります。

まるで閉め切った部屋の窓を開けるように、頭の中にこもった熱を外へ逃がしてくれるのです。

一方で、ストレスがたまり、胸が詰まったような気分になることがあります。

そんな時に柑橘系の香りをかぐと、気持ちが軽くなったり、深呼吸したくなったりします。

これは柑橘の香りが気の巡りを助けているからです。

停滞した気が動き始めることで、心も身体も楽になります。

反対に、夜になっても頭が冴えて眠れない人もいます。

そんな時に白檀のような香りを使うと、不思議と落ち着いてきます。

白檀には上に昇った気を下へ降ろし、心を静める働きがあります。

昼間は活動していた気を、本来あるべき場所へ戻してくれるのです。

中国医学では、気には昇る、降りる、外へ出る、中へ入るという動きがあります。

これを昇降出入といいます。

香りは、この昇降出入を調整する力を持っています。

だから同じ「いい香り」でも、その働きはそれぞれ違うのです。

元気を出したい時に使う香り。

巡りをよくしたい時に使う香り。

眠りたい時に使う香り。

身体の状態によって選ぶ香りは変わります。

まとめは、香りは単なるリラックスの道具ではありません。香りは気の流れを変え、昇降出入を整える働きを持っています。頭にこもった熱を開く香り、気を巡らせる香り、気を落ち着かせる香り。それぞれの香りの力を知ることで、私たちはもっと上手に自分の心と身体を整えることができるのですよ。

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