症状別

ブログつれづれ養生訓

デスクワーク中にできる健康法

デスクワーク中にできる健康法 フーフーです。 デスクワーク中にできる健康法を教えて欲しいというリクエストです。お願いします。 たしかにデスクワークが多い現代、長時間座りっぱなしで運動不足になってますよね。やはり身体を動かす時間がないと体調不良に陥ります。そんな中、中国医学を用いた座ってできる健康法があるんですよ。 それは、「つま先を曲げる」というシンプルな運動。つま先を地面から上げ、曲げて、また元に戻す。これを繰り返すだけです。この運動は、まず脛の筋肉を刺激することで、血流を促進し、経絡の流れを良くして脚部のむくみを解消する効果があります。また、さらに重要なのは脛の胃の経絡を刺激することで、アレルギー対策にもなること。 脛の胃の経絡は、脚部にある経絡の一つで、胃の働きに関わるとされています。これを刺激すると、身体全体のバランスが整い、アレルギー体質の改善につながります。ポイントは、足の血流が刺激されてあったかくなるまですること。 しかも、この運動は座ってできるので、デスクワーク中にこっそりと行うことができます。長時間座りっぱなしの場合血流も悪くなり、むくみ、肩こり、内臓不調も起こります。 この運動で、「むくみが解消された」「肩こりが和らいだ」といった効果を期待します。毎日続けて行なうことで、健康的な身体を手に入れましょう。 以上、中国医学を用いた座ってできる健康法、つま先を曲げる胃の経絡運動についてお伝えしました。みなさんもデスクワーク中の運動不足を解消し、健康的な生活を送りましょう。
パニック障害

春は肝の季節

春は肝の季節 フーフーです。 春の健康管理について、食事や運動、ストレスなどの面から教えてください。 **春は身体の浄化と調整の時期** 春の季節は、寒い冬から抜け出して新しい始まりの季節です。そして、肝臓を始めとした臓器や組織の働きにとっても、とても重要な時期です。 中国医学では、肝臓は五臓のうちでも最も大切な器官とされています。肝は、血を蓄え、怒りやストレスなどの感情をコントロールする働きを持っています。そして、春の季節が肝の「季節」であり、肝の働きを最大限に活かすためには、食生活や生活習慣を見直す必要があります。 まず、食事。春は気の季節なんで、清涼な食材や爽やかな味覚がぴったりです。新鮮な野菜や果物、春の香りがするハーブなどを積極的に取り入れ、肝臓をいたわりましょう。また、春は身体を浄化する効果がある、野草や薬草の旬でもあります。例えば、タラの芽、春菊、山菜、ウコンなどの食材は、肝臓の働きを活性化すると言われています。 運動についても、春は大変適した季節です。気持ちのよい風や陽気な日差しをたっぷり浴びて、体を動かしましょう。汗をかくことで、身体の老廃物を排出し、代謝を高める効果が期待できますね。 最後にストレスについてです。春は不安やイライラが生じることが多い季節でもあります。また、肝臓は感情を制御するための器官でもあるため、ストレスがたまりやすい季節でもあります。ストレスを感じたら、ゆっくりと深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたりして、しっかりとリラックスする時間をとることが大切です。 春の季節は、身体を浄化し、健やかな状態に整える絶好のチャンスです。肝臓の働きを高め、健康的な生活を送りましょう。
いびき

春の抜け毛について

春の抜け毛について フーフーです。 この時期って抜け毛多くないですか? 多くなりますね。 中国医学において、人体の健康や病気は季節によっても影響を受けるとされています。春には気温が上がり、植物や花が生い茂るなどして自然界が活性化する季節です。しかし、このような状況が人体にも影響を与え、特に頭皮に熱がのぼりやすくなることから、頭皮が浮腫んで抜け毛になるという現象が起きます。 この現象は、中国医学において「春浮」と呼ばれています。春浮とは、春になると体内の血液や水分が頭や顔の周りに集まりやすくなり、浮腫みが起こりやすくなることを意味します。また、気温が上昇することによって、体内のエネルギーが上昇し、血液や水分が頭皮に集まりやすくなります。これが頭皮の熱がのぼる原因となり、頭皮が浮腫み、抜け毛につながります。 頭皮には発汗腺があり、発汗を調節する役割を持っています。一方で、頭皮の毛細血管も密集しており、春には気血の流れが活発になることで頭皮に熱がのぼりやすくなります。この熱が頭皮にとどまりやすくなるため、頭皮が浮腫む現象が起こることがあります。 浮腫んだ頭皮には、髪の毛の根元に必要な酸素や栄養素が適切に届かず、その結果として毛根が弱ることがあります。また、頭皮に余分な熱が留まり続けることで、頭皮や髪の毛の発汗を調節する役割を持つ毛孔が詰まり、頭皮の皮脂の分泌が増加することもあります。 これらの要因が重なることで、頭皮が浮腫んで抜け毛につながることがあります。そのため、春には上記の症状を予防するために、血行促進やムクミ解消を促す食べ物の摂取やマッサージ、適度な運動などが推奨されますね。
乾燥肌

春のスキンケア

春のスキンケア フーフーです。 春のスキンケアについて質問が来ました。お願いします。 この時期はのぼせや乾燥。いろいろ出ます。 注意するのはニキビ。活火山みたいなもので、皮膚の下は熱がこもっています。 熱かといって皮膚を冷やしてもいつかあふれてきます。 ではどうしたら良いのか。 ズバリ食事療法ですね。 糖質制限+春の山菜または芽のものです。 山菜があると良いですね。まだ菜の花があるとそれもいいです。 なければ、豆苗とか、もやしとかもいいですね。 ここに糖質が加わるとこの春の山菜エネルギーが、上に昇ってさらにニキビになってしまうので糖質は減らしてください。 すると、身体には整腸作用や利尿効果というデトックス効果が増します。 さらにこの食事療法と手足のストレッチを加えてください。 新陳代謝がとても良くなります。 それから最後に、顔のマッサージ。 お肌が柔らかくなるようにふわふわマッサージしてください。
ブログつれづれ養生訓

血の質について

血の質について フーフーです。 コレステロールが高いとか、貧血だとか血に関していろいろあると思います。 中国医学的に解説してください。 血は中国医学においてもとても重要です。 コレステロールとかのカテゴリーでの表現はないです。 大きく分けたら陰か陽だけで分類します。 そもそも血の働きは、営養作用と滋潤作用とがあります。 血が関与した組織を営養します。営養作用です。そして滋潤作用は滋養し潤わせます。 これらが陰陽によって表現されます。 陰になると虚の状態となり、営養出来なくなります。貧血みたいな状態ですね。 中国医学で考える身体の状態は、もし陰になり虚の状態になると流すエネルギーを弱くして、少ない血でも充分営養出来るようにしたりします。 逆に陽になると血が濃くなります。その場合粘度も高くなるから、力一杯流そうとします。血圧が高いという状態になります。 この様に体は、血の状態から流し方を変化させたりして、不調が出ないように調整します。だから中国医学では、血液検査のデータだけで考えることはしません。すべて脈の状態を診ながら身体のことをイメージしていきます。
橋本病

声が出なくなるについて

声が出なくなるについて フーフーです。 声が出なくなるという症状についてについて中医学ではどう考えるか教えてください。 中医学では虚証と実証という形にわけていきます。 虚証の場合は、 ①気虚の場合 ②心気虚の場合 ①の気虚の場合というのは、声もちいさく、かすれ、長くしゃべるとだんだん大きさも減ってきます。病気のためか気力不足が原因となります。 ②の場合は、精神的な疾患により吃音が出たりしゃべろうとすると声が出なくなります。 実証の場合 湿によるものが多いです。 整体やその周辺が浮腫み、声が出なくなります。 喘息などを併発することもあります。 これは結構多く、お酒のみすぎも喉が浮腫むことがあります。 甲状腺が肥大とかもあります。 燥によるものもあります。 風邪をひいたあとなどに、喉が乾燥して声が出なくなります。 声が乾燥する感じです。 原因がいくつかあるのが声が出ないこの疾患。 虚実にわけるのがポイントとなります。
ブログつれづれ養生訓

薄口のすすめ

フーフーです。 淡口、濃い口の味についてですが、やはり薄口の方が良いですか。 そうですね。調味料が味を濃くしたり薄くしたりしていると思います。 そもそも調味料の作り方も意識してみるといいかもしれないです。 塩や砂糖の作り方を考えてみるといいですね。 ともに水分を飛ばして、結晶化させたもの。 すなわち、ものすごい量の塩水や砂糖水を濃縮してるのが、調味料です。 実は薬も全く同じです。 漢方薬でも他の薬でも良いんですが、煮詰めて結晶化したようなイメージを持つと、安易に調味料の大量摂取は怖いなぁと思います。 本来そこまで味を濃くする必要はないんですが、どうしても口に合いやすくするために使ってしまいます。 調味料は営養の濃縮サプリのようなものですので、過剰摂取は少し見直しが必要かと思います。
呼吸器系

いいも悪いもない

いいも悪いもない フーフーです。中国医学の極意。良いも悪いもないを教えてください。 天下皆知美之為美斯悪巳 皆知善之為善斯不善巳 故有無相生道教の極意に、いいも悪いもないというのがある。 中国医学も全く同じ。 いろんな疾患、いろんな症状には...
ガス、腸鳴

下痢について

下痢について フーフーです。 下痢について教えてください。最近相談多いです。 下痢については陰陽があります。 陰のタイプの下痢に対しては、体が虚になって出てる下痢。 食べたものが消化できず、胃にたまっている状態。 その消化物があふれて出てしまうと水様便が出ます。未消化で、便秘と下痢の繰り返しのような感じになります。 一度断食でリセットした方が良いですね。一食もしくは一日断食をおすすめします。 脾臓が弱くて、気力不足でもれてしまう下痢。潜血反応が見られることもありますね。 この場合、もちろん脾を強くするんですが、水分を減らすことも大切です。 陽の場合もあります。 食べ過ぎであふれる下痢。食後すぐにトイレに行きたくなる下痢ですね。 トイレに行けばすっきりするなら病気ではないです。気になるなら食事量を減らしてみてください。 冷えからの下痢、胃が冷え固くなって起きる場合もあります。足の胃の経絡が冷えても起きます。この時は胃を温めることが必要なんですが、胃が固く消化力も落ちているのでポタージュスープとかが良いですね。食欲ないなら無理しない方が良いです。 体が冷えてる場合。外に熱が排出できず、腸に出ます。熱性の下痢になることがあります。きつい臭いのガスと泥状の便になります。 マッサージ等の皮膚を柔らかくすること、これ大切です。
ブログつれづれ養生訓

中国医学の極意のひとつ、腹八分目

いろいろありますので1つにしぼり決めれないですね。 例えば中医学も影響を受けている道教の一文にこんなのがあります。 「常無欲以観其妙、常有欲以観其徼」 訳は人は常に無欲であると、すべての素晴らしいところや妙が見えてくる。 いつも欲で満たしていると万物の活動する様しか見えない。 体もこの通りです。 食べ過ぎ内容に気をつけていると、様々な臓腑の微妙が見えてきます。すなわち病気にもなりにくい。 しかし、食欲を満たしすぎていると、すなわち食べ過ぎが常であると、各臓腑が頑張っている様しか見えてこない。