老子

老子道徳経

ネコのようにくらす-老子:第74章 食べたら寝る

もし民が悪政によって死を恐れなくなれば、死刑による脅しは意味をなすだろうか。 もし民が常に死を恐れているならば、秩序を乱す者があって、私はそれを捕捉し殺すことができる。しかし、敢えてする必要があるのか。 この世には人の死をつかさどるものにも道理があり、常にその道理を司る者が殺すのである。 そもそもその死刑を司る者に代わり殺すのは、大工に代わって木を切ることである。そして大工に代わって切る者は、手を傷つけずに行うことはまずできないであろう。
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ネコのようにくらす-老子:第72章 ボス猫?そんなの今いないよ

リーダーに任命されたって? いいリーダーになるコツは圧迫しないこと。 自分を大きくみせたり。 過去の栄光を自慢したり。 部下がいるからリーダーになれる。 偉そうに見せる必要はない。
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ネコのようにくらす-老子:第71章 足りないことだらけ、それが猫

努力を続けている人が素晴らしいって? そうよね。 人は完璧ではない。 道と一体になっているようでもまだ足りないこともある。 それを自覚するだけでいいのよ。 自覚すると欠点ではなくなる。
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ネコのようにくらす-老子:第70章 寝てても猫

私の言っていることは甚だわかり易く、そして甚だ行い易い。 しかし天下に理解できる人が少なく、行える人もなかなかいない。 言には根本的な原理があり、おこなうことには要点がある。 これを理解しないから、私を言っていることが理解出来ないのだ。 私を言っている道と言うことを理解できる人が稀なのは、つまり私が貴い存在なのだ。 聖人は粗末な服をまとっているが、心の中に珠を抱いているのである。
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ネコのようにくらす-老子:第68章 争う?なんで?めんどくさい

怒っている人が苦手って? そりゃそうやろ。 みんな苦手やわ。 本来、道を身につけたものは怒ることない。 うまく行ってないから怒っているだけ。 そう思ったら気の毒やね。 道に合わせて過ごしたうまくいくのに。
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ネコのようにくらす-老子:第66章 部下にはこびておくか

湖や海、江海が百谷の王と言われる。 そのゆえんは、それが一番低いところにあるから。 それで百谷の王となっている。 民の上に立つことを欲すのなら、必ず言葉を慎むこと。 民の先頭に立ちたいと欲すのなら、必ず身を後ろに置くこと。 聖人は、上に立っても民は重みを感じず、前に立っても民は害を感じない。 だから天下が喜んで推すことを厭わないのだ。 争うことがないのだから、天下でこれと争えるものが存在しない。
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ネコのようにくらす-老子:第65章 難しいことは考えない

生きにくい世の中と思うって? 確かにいろいろ思うことがある。 しかし、これを知っておると楽。 それは道と徳。 なぜこのルールが出来たのかの道を考え 雄大な徳を持ってそれを眺めると 道と一体となれる。
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ネコのようにくらす-老子:第64章 こつこつとあきらめない

何事もそうだが、物事が安定しているときの方が治しやすい。乱れてくる前に治めること。 全てのものに始まりがあり、現在に至る。これを道という。道と一体になっている聖人は何もしないし、物事に執着しないから失うこともない。 多くの人は仕事をするときにあと一歩で心配する。最後まで最初と同じ気持ちで慎重にしていると失敗しない。それを邪魔するのが欲。初心には欲はないのに。 だから聖人は欲を持たないことを自分の浴にし、得難い品を貴重ともしない。万物のあり方に任せ自分からあえて何もしない。
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ネコのようにくらす-老子:第63章 苦労ないように見えるか

トラブルが多いって? トラブルっていろいろあるけど、基本自分以外の何かが原因 それの対策もある。 怨みには徳を持って報いる。 あと大きい問題は小さい問題のうちに解決すること。 これが物事の道理。 聖人は問題が起きないのではなく 小さいうちに笑顔で解決する。
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ネコのようにくらす-老子:第62章 道理に従って今は寝る

座右の銘を探しているって? それならば道に従うと言っとき まだ決めてないなら無理に決めなくてもいい 全て道理。 そこに向かうようになってるんよ。 求めるものは道によって得られ。 嫌なことも道を守れば上手くいく。 天下で一番尊いのは道よ。