老子

老子道徳経

ネコのようにくらす-老子:第50章 体にいいとか悪いとか考えたことないわ

人は生まれて出てやがて死に入る。寿命の長いものが十のうち三。寿命の短いものが十のうち三。本来寿命は長いのに、あえて死に移っていくのものも十のうち三いる。 なぜか。それは生に生きることに執着するからである。 聞ところによると、うまく生を養う者は、陸を歩いていても猛獣に出会うことが無く、軍に入ったときも傷づけられることもない。なぜか。生に執着しないから死地にいないのだ。
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ネコのようにくらす-老子:第49章 いやなことは見ない。寝る。

いやな人苦手な人がいるって? 自分が小さいから小さいこと気になるんよ。 大道を自信を持って歩いててみ。 小さいやつのことはどうでも良くなる。 目指すべきものが決まったら、前向いて しっかり歩く。それが道や。
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ネコのようにくらす-老子:第48章 あえて無我の境地におるんよ

先行きが不安で仕方ないって? 世の中、不安なニュースが多いからなぁ。 そりゃ不安な話の方が、最後まで気になるから。 視聴率も取れるし。 細かいどうでもいい知識は捨てとき。 大事なんは、ことの道理。
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ネコのようにくらす-老子:第47章 窓から見てるだけで全てがわかるのじゃ

いらんことを見るんじゃなかったって? 目先の情報、次から次へと入ってくるニュース。 気になるなぁ。 しかし大切なことは、ことの真理。 わざわざ見なくても大切なことはわかる。 たまには瞑想しとき。
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ネコのようにくらす-老子:第46章 足るを知ることは大切

働いても働いても楽にならんって? 朝から頑張って働いてるんか。 大変やな。 働けど働けど猶我が生活(くらし)楽にならざり。 ぢつと手を見る。 よく見てみ。大切なもん手に乗ってるで。
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ネコのようにくらす-老子:第45章 ダラダラしてるように見えるやろ、ほんまはちゃうで

いつまでも自信がないんか? ほんまに優れたもんは、どっか欠けてるもんよ。 ほんまに真っ直ぐなもんは、曲がっているように見えるんよ。 これな、大巧は拙なるが如しって言ってな。 ほんまにうまいもんは、まずく見えるねん。 ナマコみたいなもんやな。
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ネコのようにくらす-老子:第44章 ご飯ちょっと残すねん。足るを知ってるからやで

金か健康かどっちを選ぶかって? 違う答えで申し訳ないけど、答えは別にある。 ええか、正解は、足るを知れ。 名誉も財産も、言うなれば健康も。 あまりにも愛しすぎて、あまりにも蓄えすぎると 必ず大きく失う。足るを知ることよ。
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ネコのようにくらす-老子:第43章 猫は液体

意思が弱いのが悩みって? 世の中って弱いもんと強いもんがある。 実は弱いもんが強いもんを動かしているのよ。 ほら、大きな岩では水や空気が動かせない。 弱そうに思えるものも、実は大切。 前だけ向いとけばええんよ。
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ネコのようにくらす-老子:第42章 弱い猫ほどよく吠える

我の強い人に困っているって? 世の中はな、陰陽バランスをとっている。 本当に偉い人は、へりくだり、腰も低いもんよ。 いつでも偉そう、強気の人はそのうち転んでしまう。 人のフリみて我がふり直そうっか。
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ネコのようにくらす-老子:第41章 実は大器晩成なんやで

やりたいことを人に言うのが恥ずかしいって? ほんまに大切なことっていうのは、目の前にはないんよ。 現実の後ろに隠れているもんや。だから時間もかかる。 多くの人は目に見えることをしようとする。 ほんまに大切なことは、見えないそれをしようとすることよ。 いつかできる。大器晩成や。