血の質について
血の質についてフーフーです。コレステロールが高いとか、貧血だとか血に関していろいろあると思います。中国医学的に解説してください。血は中国医学においてもとても重要です。コレステロールとかのカテゴリーでの表現はないです。大きく分けたら陰か陽だけで分類します。そもそも血の働きは、営養作用と滋潤作用とがあります。血が関与した組織を営養します。営養作用です。そして滋潤作用は滋養し潤わせます。これらが陰陽によって表現されます。陰になると虚の状態となり、営養出来なくなります。貧血みたいな状態ですね。中国医学で考える身体の状態は、もし陰になり虚の状態になると流すエネルギーを弱くして、少ない血でも充分営養出来るようにしたりします。逆に陽になると血が濃くなります。その場合粘度も高くなるから、力一杯流そうとします。血圧が高いという状態になります。この様に体は、血の状態から流し方を変化させたりして、不調が出ないように調整します。だから中国医学では、血液検査のデータだけで考えることはしません。すべて脈の状態を診ながら身体のことをイメージしていきます。