今中健二

ブログつれづれ養生訓

ドクター向け中国医学講座のご案内

ドクター向け中国医学講座 この秋9月から、中国医学講座がはじまります。 東京クラスと 大阪クラスとです。 ドクター向け中国医学講座 この秋9月から、中国医学講座がはじまります。 東京クラスと 大阪クラスとです。 しかし今日の案内はこちら二つ...
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中国医学の面白いものに気があります。

中国医学の面白いものに気があります。 フーフーです。 気って何ですかと質問を受けました。 教えてください。 気っていろいろな物質を動かしたり、エネルギーをチャージしたりするものです。 元気があれば何でも出来るの気なんですが、中国医学ではかなり大切な要素です。 病気を治すときもこの気の流れを、早くしたり、ブレーキをかけたり。 違う経の方に流したり、分散したり。 これを漢方や経絡ツボ治療でしていきます。 残念なことに西洋医学できちんと定義されていないんですよね。もちろん医療の現場でも、あー元気になってきて良かったみたいな感覚で使われるし、存在を無視しているわけじゃ無いです。 例えば漢方のシーンでは、こんな感じに取り入れます。 成分分析すると同じような成分がでる、同じ種類の2種類の漢方生薬。 一方は朝摘み。一方は夕方に摘んだもの。 例えばそれを使ってみると、朝摘みだと血を流してくれて、夕摘みだと血を蓄えてくれたり。 こういうところが中国医学の魅力だったりもします。
めまい

あったかくなってきたのに起きる冷え性

あったかくなってきたのに起きる冷え性 フーフーです。冷え性は冬だけじゃないみたいですね。今の時期も冷え性あります。なんで? 中医学では、季節に関係なく、非常に冷え性のある人や手足が冷たくなる人ありますね。このような症状は、腎、脾、肺の虚弱によって引き起こされる可能性があります。これらの臓器は、体内の物質を動かす役割を果たしており、非常に重要な役割を担っています。 まず、腎は体内の水分調整に関与しています。腎弱くなると、体内の水分が余分にたまり、浮腫を引き起こす可能性があります。浮腫は、足や手、腰がむくみます。これによって、血流が悪くなり、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 また、脾は食べ物から栄養素を吸収し、体に必要なエネルギーを生み出します。もし脾が弱くなると、消化能力が低下し、栄養素や気が不十分になり、手足の冷えや低体温を引き起こす可能性があります。気虚っていいます。さらに、脾は水分を制御することもできます。昇清作用と言って水分を上にあげるんですが、これが弱くなります。すると浮腫がおき、手足の冷えや低体温が発生する可能性があります。 最後に、肺は体の気を制御するために必要な臓器です。肺が弱くなると、呼吸が浅くなり、体が十分に酸素を得られなくなります。これによって、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 そこで、手足の冷えや低体温を改善するためには、腎、脾、肺の機能を強化することが重要です。これには、食事の改善、漢方薬、鍼灸、マッサージなどが効果的です。一言で言うと血行良くして下さいです。あと足元冷やさないでくださいね。
免疫系疾患

膠原病を中国医学で考える

膠原病を中国医学で考える フーフーです。膠原病について教えてください。 膠原病は、免疫系異常によって起こる自己免疫疾患の一種で、結合組織(膠原繊維)に対する免疫攻撃が起こるとされます。この病気には、様々な種類があり、全身のさまざまな臓器に影響を及ぼすことがありますが、皮膚や筋肉の硬化が特徴的です。 中医学では、この病気を「熱毒閉結」や「痹」などと捉えています。一般的に、膠原病は体内に熱を閉じこめるため、熱毒閉結として扱われます。皮膚部に症状が現れる場合には、リウマチなどの症状が見られ、全身に炎症が生じる場合には、関節炎や肺炎、腎炎、心炎などが発生することがありますね。 中医学では、膠原病を診断する際には、患者の症状や体質などを総合的に判断し、体内にどのようなエネルギーのバランスの崩れがあるかを調べます。治療にあたっては、体内のバランスを整えるために、漢方薬や鍼灸治療、食事療法などが用いられます。これは熱を抑えるような内容になります。そして次は皮膚。特に皮と肌肉の状態は重要です。こちらは柔らかくなるようなマッサージを行っていきます。 膠原病の治療を行う際は、体内の熱を控えるような漢方治療や、食事療法が必要です。そして、マッサージやよもぎ蒸しなども必要となります。
手荒れ

体の内側から美しくなるためには

体の内側から美しくなるためには フーフーです。 身体の内側から美しくなるにはどうしたらよいですかと言う質問が来ました。 体の内側から美しくなるため!それには、五臓六腑を調整し、気の流れを整えることが大切です。以下にその方法をいくつか紹介します。 1. 食事の改善 体内に吸収される栄養素は、食事で摂取するものが大半。中医学では、五味をバランスよく取ることが重要。ここでのポイントは特に血を増やすものをしっかりととること。緑黄色野菜は必須です。 2. 良質な運動 運動は血液循環を促進し、高い代謝を維持することに効果的です。しかし、逆に筋トレのような激しい運動は常に体に負担をかけ、副作用も多くなるため、どちらかというと有酸素運動などが大切です。これにより、皮膚表面まで血液を運び栄養させること。また汗をかくなら老廃物を排出も出来ます。 3. マッサージや漢方、鍼灸 中医学では、事前予防・治療・疲労回復・体調管理など、多角的かつ継続的な方法で美容と健康の維持が提供されています。特に、血流改善にはマッサージはもってこいです。 4. 精神環境の整備 中医学では、身体と心は密接に関連するとされます。ストレスや不安、睡眠不足などが続くと、身体的にも精神的にも疲労が蓄積し、美容にも悪影響を与えます。毎日の生活において、良質な睡眠やストレスを軽減する方法には、机に向かいすぎない、リラックスできる場所を作る、コミュニケーション能力を磨くなどがあります。そして、ストレスは心と繋がります。心に影響が多いと表情に問題が生じます。ここも大切です。 当たり前のことばかりですが、実は全て大切です。
パニック障害

春は肝の季節

春は肝の季節 フーフーです。 春の健康管理について、食事や運動、ストレスなどの面から教えてください。 **春は身体の浄化と調整の時期** 春の季節は、寒い冬から抜け出して新しい始まりの季節です。そして、肝臓を始めとした臓器や組織の働きにとっても、とても重要な時期です。 中国医学では、肝臓は五臓のうちでも最も大切な器官とされています。肝は、血を蓄え、怒りやストレスなどの感情をコントロールする働きを持っています。そして、春の季節が肝の「季節」であり、肝の働きを最大限に活かすためには、食生活や生活習慣を見直す必要があります。 まず、食事。春は気の季節なんで、清涼な食材や爽やかな味覚がぴったりです。新鮮な野菜や果物、春の香りがするハーブなどを積極的に取り入れ、肝臓をいたわりましょう。また、春は身体を浄化する効果がある、野草や薬草の旬でもあります。例えば、タラの芽、春菊、山菜、ウコンなどの食材は、肝臓の働きを活性化すると言われています。 運動についても、春は大変適した季節です。気持ちのよい風や陽気な日差しをたっぷり浴びて、体を動かしましょう。汗をかくことで、身体の老廃物を排出し、代謝を高める効果が期待できますね。 最後にストレスについてです。春は不安やイライラが生じることが多い季節でもあります。また、肝臓は感情を制御するための器官でもあるため、ストレスがたまりやすい季節でもあります。ストレスを感じたら、ゆっくりと深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたりして、しっかりとリラックスする時間をとることが大切です。 春の季節は、身体を浄化し、健やかな状態に整える絶好のチャンスです。肝臓の働きを高め、健康的な生活を送りましょう。
ガス、腸鳴

下痢について

下痢について フーフーです。 下痢について教えてください。最近相談多いです。 下痢については陰陽があります。 陰のタイプの下痢に対しては、体が虚になって出てる下痢。 食べたものが消化できず、胃にたまっている状態。 その消化物があふれて出てしまうと水様便が出ます。未消化で、便秘と下痢の繰り返しのような感じになります。 一度断食でリセットした方が良いですね。一食もしくは一日断食をおすすめします。 脾臓が弱くて、気力不足でもれてしまう下痢。潜血反応が見られることもありますね。 この場合、もちろん脾を強くするんですが、水分を減らすことも大切です。 陽の場合もあります。 食べ過ぎであふれる下痢。食後すぐにトイレに行きたくなる下痢ですね。 トイレに行けばすっきりするなら病気ではないです。気になるなら食事量を減らしてみてください。 冷えからの下痢、胃が冷え固くなって起きる場合もあります。足の胃の経絡が冷えても起きます。この時は胃を温めることが必要なんですが、胃が固く消化力も落ちているのでポタージュスープとかが良いですね。食欲ないなら無理しない方が良いです。 体が冷えてる場合。外に熱が排出できず、腸に出ます。熱性の下痢になることがあります。きつい臭いのガスと泥状の便になります。 マッサージ等の皮膚を柔らかくすること、これ大切です。
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中国医学の利点

フーフーです。 中国医学の利点を聞かれました。 何を伝えたら良いですか。 中国医学にあって、西洋医学にないものですね。 かなりありますよ。 まず、気の概念。これ一般的。 そして、血の概念も。血は血液と書かれます。血と液で構成されているという概念ですね。これ知っておくとものすごい臨床力が伸びます。 あと、経絡もそうですね。色んな病気の連動性はここがポイント。 これらは、物理的な生理学の差異ですが。大きく違いがあるのは考え方のところでしょうね。例えば、未病という概念があること。未病とは、西洋医学のいう未病のようになんか不調だけど健康診断上悪い点が見つからないと言うのでは無く、まだ病気ではないが、そのうち病気になる状態。それを中国医学では治していきます。  
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謹んで新年のお祝辞を申し上げます

謹んで新年のお祝辞を申し上げます 旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 本年も相変わらず、よろしくお願いいたします。 本年も中国医学、うさぎ年にふさわしい、闊達なチャレンジを遂げれるよう、一層の努力とチャレンジを行って参ります。 お楽しみにしててください。 それでは、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 2023正月動画挨拶です
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漢方が飲みやすいのは身体に合っているから?

漢方が飲みやすいのは身体に合っているから フーフーです。 漢方薬って美味しいと感じたら身体に合っているって本当ですか? 美味しい漢方薬とそうでないのありますね。 どう違うのでしょう。 漢方の考え方に大きく分けると2種類あります。 補と瀉です。 補は栄養を補うもの。 瀉は流してデトックスとなるものです。 味で言うと補う補の漢方は、補いたくもっと飲みたいとなるように美味しいのが多いです。 瀉の方は、オエッとなるものが多いのは、出したいから当然の味になります。 漢方の種類で2つにわけて考えるのも楽しいです。