2023-05

ブログつれづれ養生訓

秋から開講の中国医学講座のご案内

秋から開講の中国医学講座のご案内 お待たせしました。中国医学講座のご案内です。 令和5年9月。東京、大阪にて中国医学講座開催します。 東京クラスのスクーリングは毎月第3日曜10:00~13:00 大阪クラスは毎月第4日曜10:00~13:00 全ての授業は、スクーリング通学形式またはオンライン形式。また、授業内容は後日動画視聴もできます。。※授業内容の動画は、振り返り復習にもご活用できます。 講座内容(東京クラス・大阪クラス) ■初級コース ~中医基礎理論編~   全6回(1コマ3時間) 第1章 中国医学概論 …1コマ 第2章 陰陽五行学説 …1コマ 第3章 気、血、津液 …1コマ 第4章 臓象   …1コマ 第5章 経絡   …1コマ 第6章 病因病機 …1コマ ■中級コース ~中医診断学編~   全9回(1コマ3時間) 第1章 中医診断学概論、診法1~望診、問診~ …1コマ 第2章 中医診断学概論、診法2~聞診、切診~ …2コマ 第3章 弁証論治1~八綱弁証~ …1コマ 第4章 弁証論治2~気血津液弁証、臓腑弁証~ …2コマ 第5章 弁証論治3~経絡弁証、弁証その他~ …2コマ 第6章 弁証法 …1コマ ■上級コース ~中医治療学編~  全12回(1コマ3時間) 治療学概論 第1章 整体治療学 …1コマ 第2章 整体手法 …1コマ 第3章 腧穴学1 …1コマ 第4章 腧穴学2 …1コマ 第5章 整体療法 …1コマ 第6章 整体療法 …1コマ 薬膳学 第7章 中医薬膳学 …1コマ 第8章 中医薬膳学 …1コマ 治療学 第9章 中医内科学 …1コマ 第10章 中医内科学2 …1コマ 第11章 中医婦人科学 …1コマ 第12章 中医骨傷科学 …1コマ 詳しくはこちら https://j-tcma.com/course 大阪、東京共に席に限りがございます。お早めにお申し込み下さい。
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中国医学の面白いものに気があります。

中国医学の面白いものに気があります。 フーフーです。 気って何ですかと質問を受けました。 教えてください。 気っていろいろな物質を動かしたり、エネルギーをチャージしたりするものです。 元気があれば何でも出来るの気なんですが、中国医学ではかなり大切な要素です。 病気を治すときもこの気の流れを、早くしたり、ブレーキをかけたり。 違う経の方に流したり、分散したり。 これを漢方や経絡ツボ治療でしていきます。 残念なことに西洋医学できちんと定義されていないんですよね。もちろん医療の現場でも、あー元気になってきて良かったみたいな感覚で使われるし、存在を無視しているわけじゃ無いです。 例えば漢方のシーンでは、こんな感じに取り入れます。 成分分析すると同じような成分がでる、同じ種類の2種類の漢方生薬。 一方は朝摘み。一方は夕方に摘んだもの。 例えばそれを使ってみると、朝摘みだと血を流してくれて、夕摘みだと血を蓄えてくれたり。 こういうところが中国医学の魅力だったりもします。
消化器疾患

無性にカレーが食べたいなど

無性にカレーが食べたい フーフーです。なんか無性にカレーが食べたいとか、どうしてもおにぎりが食べたいとか、なんか特定のものが食べたくなることありますよね。あれなんなんですか? ありますね。 無性にハンバーグが食べたいとか、でも食べ出すとんーなんかもういいやとなったり。 多分それは、体または心が求めているんでしょうね。 これは面白いことで、体と心、どっちも欲しているものを要求するんですよ。 例えば貧血の時に妙に血を作るものが食べたくなったり。 そう言う観点で言うと、カレーが食べたいのは、顔の胃の経絡に血を流したい時か、体の皮下脂肪に気血を流しやすい時かもしれないですね。 でも、食べ出したら、なんかもういいかなと言う時。この時は体ではなく心が求めているんでしょう。胃にカレーがはいって、考え事が浮かぶことを要求したり、モヤモヤが流れることを期待している可能性が大きいです。 おにぎりでしたら、肉体の疲労回復、心面ならゆっくり落ち着きたいなぁとか。 期待するものを食べて、その味を満足したら心の要求は止まることが多いです。しかし体の方は消化して目的の細胞まで気血が届くのに時間がかかります。 だから気がつくと食べすぎるのかもしれませんね。
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中国医学の魅力

中国医学の魅力 フーフーです。 中国医学の魅力について、質問が来ました。今からでも私でも学べますかとか、学ぶとメリットはありますか。いろいろあります。 そうですね、今日は私の個人的な感想という形で中国医学の魅力について語ってみます。 気がつくと20年以上中国医学を勉強しています。今は研究と解析ですね。 一言で中国医学の魅力を語ると、面白い♪につきます。 健康や医療や仕事に有効というのは当たり前なので、それ以外でお伝えします。 ・世の中の全てのことが見えてくる 中国医学は道教理論も大切にしています。 全てのことにわけがあり、道理があります。原因があってその結果になっているんですね。 それを考える癖が、かなり強く出来ます。 たとえば、なんで日本に稲作が伝わったんだろう。 なんで、あちこちに遷都したんだろう。 他にも車で運転していて、このスピードで曲がるとなぜ伸びが無いんだろうとか。 すいません、趣味ばかりですね。 全部、中医理論で考えていきます。陰陽、五行を用いるときもあります。 ・いろいろ不安も心配も消えちゃう 病気も経済面も人間関係も。問題が起きるメカニズムが理解できてくるので、改善方法や楽しみ方が見えてきます。具体例というと全てにおいてこの感じです。少しの不安なんて気にならなくなるし、大きめの難関は欲しいわけでは無いですが、もしきてしまっても結構楽しんでたりします。 ・伸びしろも深掘りもどっちでも出来ます。 終わらん!中国医学を楽しんでいると未来もそうです。過去もそう。 いろいろ勉強は終わらない。先日も人の体に経絡が流れているんですが、星や月と関係あるんですね。バイオリズムの中国医学版みたいな感じ。それの計算マクロを作ってみたり。 そんなのは新幹線で移動中にしていました。 こう書いてみて思ったのは、すべてはじめから最後までの道が見えてくること。これですね。とにかく終わらない。楽しいです。
吐き気

喉が渇いていくらでも水分欲しい

喉が渇いていくらでも水分欲しい フーフーです。質問きました。 喉が渇いてしかないです。汗をかいているわけじゃないし、これはなんでしょう。 喉の渇きの場合、健康時と体調不良の時で少し異なりますが、いくつかパターンあるので順に説明します。 1.胃に熱がある場合 食べすぎとかもありますが、胃に病邪が入り熱を持っている時です。舌が赤く真ん中あたりにひび割れとかあります。 この時は陰陽バランスが崩れて、胃に水分、すなわち陰を呼び寄せるために口が渇きます。 2.胃が浮腫んでるとき 1と逆に胃が浮腫んでしまってる場合におきます。 この場合は、胃のむくみによって気血が胃に入らず上に熱がのぼります。すると冷たい氷をガリガリ食べたくなったり、水分をとりたくなります。その結果、さらに浮腫んで貧血などが起きます。舌がボテっとしてたり歯形がありますね。 3.脾臓が弱い時 この場合は、体の水分や栄養を上にあげることができず、下垂がおきます。すると腰や足は浮腫んで冷たい。上半身には栄養不足、水分不足で水分が欲しくなることあります。特別思い当たることなく長期にわたる不調感があります。 4.粘滞の体質の方 甘いものや粘滞を生む食べ物を好んで食べてる方に多くみられます。顔も脂肪が多めで血流ドロドロ状態です。この場合はイメージで言うと血を埋めたいので水分が欲しくなります。アレルギーの薬なんかでも同じことが起きます。 これらが代表的なものです。細かいのを入れていくと他にも理由はたくさんでてきます。 いずれも体質改善が必要となりますので、少し体のサインに耳を傾けて、元気になるようチャレンジしてください。
めまい

あったかくなってきたのに起きる冷え性

あったかくなってきたのに起きる冷え性 フーフーです。冷え性は冬だけじゃないみたいですね。今の時期も冷え性あります。なんで? 中医学では、季節に関係なく、非常に冷え性のある人や手足が冷たくなる人ありますね。このような症状は、腎、脾、肺の虚弱によって引き起こされる可能性があります。これらの臓器は、体内の物質を動かす役割を果たしており、非常に重要な役割を担っています。 まず、腎は体内の水分調整に関与しています。腎弱くなると、体内の水分が余分にたまり、浮腫を引き起こす可能性があります。浮腫は、足や手、腰がむくみます。これによって、血流が悪くなり、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 また、脾は食べ物から栄養素を吸収し、体に必要なエネルギーを生み出します。もし脾が弱くなると、消化能力が低下し、栄養素や気が不十分になり、手足の冷えや低体温を引き起こす可能性があります。気虚っていいます。さらに、脾は水分を制御することもできます。昇清作用と言って水分を上にあげるんですが、これが弱くなります。すると浮腫がおき、手足の冷えや低体温が発生する可能性があります。 最後に、肺は体の気を制御するために必要な臓器です。肺が弱くなると、呼吸が浅くなり、体が十分に酸素を得られなくなります。これによって、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 そこで、手足の冷えや低体温を改善するためには、腎、脾、肺の機能を強化することが重要です。これには、食事の改善、漢方薬、鍼灸、マッサージなどが効果的です。一言で言うと血行良くして下さいです。あと足元冷やさないでくださいね。
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医学界にAIは進出するのか。

医学界にAIは進出するのか。 フーフーです。 今、AIが色んなところで導入されています。 実際に医学の世界にAIは導入されてくるのでしょうか。 現在、西洋医学においてAIの活用が進んでいます。具体的には、患者の症状や病歴を基にAIが診断や治療を支援する技術が開発されています。例えば、画像診断においては、AIがX線写真やMRIのデータを解析し、異常部位を検出することができます。これはどんどん進むと思います。もっとも現代理論のAIの得意とするところだからです。 また、AIは医療現場の業務効率化にも貢献できますね。例えば、医療事務業務の自動化や、患者情報のデジタル化などが挙げられます。 一方、中国医学においてはどうでしょう。 実は中国医学は陰陽学説なんで、コンピューターのデジタルのアリゴリズムとは非常に相性が良いように言われます。しかしそう簡単ではないんですよ。 単純解析の分野に関しては、AIは得意ですが、総合的に診ていく中国医学は、何やっているかAI君もよくわからなくなります。正確にはAIは悪くないのですが、指示をする人が何を指示して良いかわからないです。 と言うことで、医療には部分的には入ります。しかし中国医学の範囲ではエースとなるにはちょい時間かかると思います。 しかし、AIの発展でより人の役割も見えてきました。 それは、もっと人に寄り添った声かけを意識することです。目を見てきっちりと伝えること。大丈夫という声かけです。 ここの部分はやはり人が必要だと思います。
吐き気

食べ物のアレルギーについて

食べ物のアレルギーについて フーフーです。食べ物のアレルギーって怖いですね。 中国医学で予防法などを説明してください。 中国医学において、食物アレルギーは「胃の湿熱証」と関係が多いです。胃の湿熱証とは、胃に湿気がたまることで胃の消化力が低下し、熱が発生して炎症やアレルギー反応を引き起こす症状のことを指します。 食物アレルギーは、胃の経絡が走行する顔面部や咽頭部を中心に発症することが多く、この部位に食べ物で発生した胃熱が昇って発症するとされています。具体的には、鼻づまりや鼻水、くしゃみ、顔の腫れ、喉の痛み、咳、吐き気、下痢などの症状が現れることがあります。 そのため、中医学では胃の湿熱を治療することで、食物アレルギーの症状を改善しようとします。具体的には、胃熱を清める食品、や漢方薬を使用し、体内の湿気を利尿させたり、排出することで症状を緩和させる治療を行います。また、食生活にも注意が必要で、湿気の多い食べ物や油っぽい食べ物を避け、清熱効果のある野菜を中心に摂取することが重要です。 胃の湿熱証に対する治療としては、発汗させることや排便を促すことが大切です。これは生まれてしまった湿熱を排出してしまう作戦です。 発汗を促す食材には、生姜やシナモン、唐辛子などがあります。また、湯船などを使って温めることで発汗を促すことができます。さらに、排便をよくする食材には、食物繊維の多い食材を中心に選択します。また、飲み物による排便促進の方法もあります。これらの方法を組み合わせることで、食物アレルギーの症状を軽減することができるかもしれません。