・五官科疾患

めまい

とまらない夏咳

とまらない夏咳 フーフーです。質問来ました。 ここ1ヶ月なんか咳が止まらないんです。他に気になる症状もないんですが。検査しても何もないと言われるし、病院の薬もあまり効いていないみたいで困っています。 暑いから、今は多いですよ。 これお困りですよね。ではメカニズムから解説していきます。 元気な方に多いです。この夏咳。特に今年。 どんなメカニズムかというと。 まず、暑い。かなり暑い。汗も出ますよね。 ここがキーとなります。この時体に起きている変化は、体温上昇と体温調節のために外や上に向かって気血が流れます。汗も出やすくなっています。特に顔汗出る方。この方がエアコンで汗の出を抑えてしまうと。高い体温のエネルギーが体内に閉じ込められます。 このエネルギーです。 これが咳になったり、人によっては頭痛や、肩凝り、ニキビ、不正出血となります。 もともと太陽の熱ですから、病気も見つかりません。そして全く動かないジム仕事でしたら、のぼせになって終わりますが、体を動かしながらする仕事ですと咳になること多いです。 対策は、割と長めに汗をかくこと。朝夕のウォーキングや入浴など。食事をライトにすることも大切です。
ブログつれづれ養生訓

体質って何だろう、中医学で考えます

体質って何だろう フーフーです。 体質改善とかの体質って、変わるもんですか。それとも一生付き合うものですか。 これよく聞く質問です。 もちろん先天的なものもありますし、遺伝子の影響によるものもあります。 何をもって疾患、体質の区別をするのかは難しいところです。 中国医学においては、苦痛な状態をうみだす体の状況でしたら、それが起きてこないように工夫をしようとします。 例えば冷え性でいろいろ不調が出るのであれば、食べ物を変えてみたり、時には漢方薬を使うこともありますし。衣服や生活環境を変えてみたり。何らかのアイデアはあるともいます。その結果体の方も変化していくと思います。 そもそもその体質によると思い込んでいるものが、単なる生活習慣の積み重ねによるものもあったりするんです。それをきちんと判断するには、客観視してみたり俯瞰して診てみることも必要なんでしょうね。人に指摘されるのもありですね。 結論としては、本当に体質によるものもあります。しかし、生活習慣によるものも多いです。ただそれから生まれる不調に対しては、何らか対策はあると考えるのが中国医学です。
橋本病

眠くて眠くてしょうがない。

眠くて眠くてしょうがない。 フーフーです。 急に睡魔が襲ってくるのがしょっちゅうあります。 これは何か病気ですか。 嗜眠と言われたり、ナルコレプシーと言われたりしそうですね。一時期は無呼吸症候群と合わせられたりしました。 体の原理的にはこんな感じ。合わせて対策も書きました。 ・貧血の方 血が少ないので、何らかの理由で眠くなります。例えば食後。胃に血が集まると頭が貧血で眠くなります。運動後。他の筋肉で血を使い頭が貧血で眠くなります。 →血を増やす食材、かつ消化の良い食材が有効。緑黄色野菜など。 ・血が薄い人 デスクワーク等で体を動かさないでいると血が下に落ちて起立性障害のようになります。めまいの前に睡魔が襲ってくる感じです。 →運動後に利尿させて血を濃くすることと、動物性品の食事も多少必要。 ・湿証の浮腫の多い方 頭部、頸部に浮腫の多い方、血行不良が生じて眠くなることが多いです。特に寝起きや雨の日に多くみられます。 →全身の浮腫とりですね。 ・内熱の方 食後しばらくして消化のあとに湿熱が生じたり、足の冷え浮腫によりのぼせが出ることがあります。頭部にこの熱がのぼり、頭に脂肪が多いと眠くなることがあります。四肢の血流改善が必要です。 →四肢の血流改善と熱を生む甘いものなどを控えることも必要かも。 ・脾が弱い方 総合的に上記の症状が出やすいです。結構睡眠に関係します。 →水分摂取を控えること。薏苡仁などもよい。 基本的には、頭に対する血流を改善することが重要となります。 むくみを減らし、血流改善と、適切な気血を作ることが重要。あ、これは全てに当てはまるか…。
めまい

あったかくなってきたのに起きる冷え性

あったかくなってきたのに起きる冷え性 フーフーです。冷え性は冬だけじゃないみたいですね。今の時期も冷え性あります。なんで? 中医学では、季節に関係なく、非常に冷え性のある人や手足が冷たくなる人ありますね。このような症状は、腎、脾、肺の虚弱によって引き起こされる可能性があります。これらの臓器は、体内の物質を動かす役割を果たしており、非常に重要な役割を担っています。 まず、腎は体内の水分調整に関与しています。腎弱くなると、体内の水分が余分にたまり、浮腫を引き起こす可能性があります。浮腫は、足や手、腰がむくみます。これによって、血流が悪くなり、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 また、脾は食べ物から栄養素を吸収し、体に必要なエネルギーを生み出します。もし脾が弱くなると、消化能力が低下し、栄養素や気が不十分になり、手足の冷えや低体温を引き起こす可能性があります。気虚っていいます。さらに、脾は水分を制御することもできます。昇清作用と言って水分を上にあげるんですが、これが弱くなります。すると浮腫がおき、手足の冷えや低体温が発生する可能性があります。 最後に、肺は体の気を制御するために必要な臓器です。肺が弱くなると、呼吸が浅くなり、体が十分に酸素を得られなくなります。これによって、手足が冷えたり低体温になったりすることがあります。 そこで、手足の冷えや低体温を改善するためには、腎、脾、肺の機能を強化することが重要です。これには、食事の改善、漢方薬、鍼灸、マッサージなどが効果的です。一言で言うと血行良くして下さいです。あと足元冷やさないでくださいね。
蕁麻疹

食べ物のアレルギーについて

食べ物のアレルギーについて フーフーです。食べ物のアレルギーって怖いですね。 中国医学で予防法などを説明してください。 中国医学において、食物アレルギーは「胃の湿熱証」と関係が多いです。胃の湿熱証とは、胃に湿気がたまることで胃の消化力が低下し、熱が発生して炎症やアレルギー反応を引き起こす症状のことを指します。 食物アレルギーは、胃の経絡が走行する顔面部や咽頭部を中心に発症することが多く、この部位に食べ物で発生した胃熱が昇って発症するとされています。具体的には、鼻づまりや鼻水、くしゃみ、顔の腫れ、喉の痛み、咳、吐き気、下痢などの症状が現れることがあります。 そのため、中医学では胃の湿熱を治療することで、食物アレルギーの症状を改善しようとします。具体的には、胃熱を清める食品、や漢方薬を使用し、体内の湿気を利尿させたり、排出することで症状を緩和させる治療を行います。また、食生活にも注意が必要で、湿気の多い食べ物や油っぽい食べ物を避け、清熱効果のある野菜を中心に摂取することが重要です。 胃の湿熱証に対する治療としては、発汗させることや排便を促すことが大切です。これは生まれてしまった湿熱を排出してしまう作戦です。 発汗を促す食材には、生姜やシナモン、唐辛子などがあります。また、湯船などを使って温めることで発汗を促すことができます。さらに、排便をよくする食材には、食物繊維の多い食材を中心に選択します。また、飲み物による排便促進の方法もあります。これらの方法を組み合わせることで、食物アレルギーの症状を軽減することができるかもしれません。
パニック障害

春は肝の季節

春は肝の季節 フーフーです。 春の健康管理について、食事や運動、ストレスなどの面から教えてください。 **春は身体の浄化と調整の時期** 春の季節は、寒い冬から抜け出して新しい始まりの季節です。そして、肝臓を始めとした臓器や組織の働きにとっても、とても重要な時期です。 中国医学では、肝臓は五臓のうちでも最も大切な器官とされています。肝は、血を蓄え、怒りやストレスなどの感情をコントロールする働きを持っています。そして、春の季節が肝の「季節」であり、肝の働きを最大限に活かすためには、食生活や生活習慣を見直す必要があります。 まず、食事。春は気の季節なんで、清涼な食材や爽やかな味覚がぴったりです。新鮮な野菜や果物、春の香りがするハーブなどを積極的に取り入れ、肝臓をいたわりましょう。また、春は身体を浄化する効果がある、野草や薬草の旬でもあります。例えば、タラの芽、春菊、山菜、ウコンなどの食材は、肝臓の働きを活性化すると言われています。 運動についても、春は大変適した季節です。気持ちのよい風や陽気な日差しをたっぷり浴びて、体を動かしましょう。汗をかくことで、身体の老廃物を排出し、代謝を高める効果が期待できますね。 最後にストレスについてです。春は不安やイライラが生じることが多い季節でもあります。また、肝臓は感情を制御するための器官でもあるため、ストレスがたまりやすい季節でもあります。ストレスを感じたら、ゆっくりと深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたりして、しっかりとリラックスする時間をとることが大切です。 春の季節は、身体を浄化し、健やかな状態に整える絶好のチャンスです。肝臓の働きを高め、健康的な生活を送りましょう。
貧血

小松菜の効能

フーフーです。 この時期に食べたら良い食材って何ですか? 大寒を迎えたこの時期は、小松菜をおすすめしたいです。 小松菜だけではなくこの時期は、良いもの多いです。 チンゲン菜、菜の花、春菊も。 しかし今回は小松菜を一押しします。 その効能は血を作る。 しかもほうれん草より血を作る。 とても良いと思います。 さらに効果を増すなら黒酢あんかけがおすすめですね。 海鮮類と小松菜を一緒に炒めて黒酢で味を調える。 貧血改善にとても良いですね。
歯痛

胃の経絡を整えよう

フーフーです。 寒さ苦手です。何か良い方法を教えてください。 新年迎えて、寒さもこたえやすいですよね。 こんな時に必要なのは胃の経絡を整えること。 これ大切です。 特に重要なのは、膝下からの部分。 胃の経絡は顔から腹部、太もも、膝からすね、足首へと流れます。 この足が冷えることによって、胃の経絡疾患が発生します。 胃の経絡の疾患というと、冷えが発生したり、胃の働きも低下して胃腸風邪となることもあります。 あと、冷えのぼせ。顔にでるとホットフラッシュみたいになりますが、人によっては鼻水や頭痛、歯が浮いたり、耳鳴りもあり得ます。 ここでケアすべきは足の冷え。 膝から下を毎日お風呂でマッサージ。 特に足三里のツボは大切。 日中、足首を動かしてすねの部位のストレッチ。 ぜひお試しください。
痒み

手足のしびれについて

しびれは、一言で言えますが、実は細かく症状が異なります。 ・指先の痺れで、先端のチリチリする痺れの方。 この場合は、貧血のため、心の血を流す働きが弱いため。これらでしたら両手に出ます。 片手だけだと頸部から腋下に浮腫やしこりがあってそのために流れないこともあります。 ・一本もしくは数本の指だけ痺れる場合 この場合は経絡で考えます。親指、人差し指なら肺の経絡。小指なら心の経絡。 ・手のひらや足の裏が皮が分厚くなったような感じで痺れる これは、浮腫が発生している場合。薬等で血の質が変わった場合などに多く発生します。 ・足だけの痺れ。 坐骨神経痛や腰椎の疾患を考えることも多いです。また、浮腫が原因の場合も結構あります。 ・膝周辺の痺れ 腹部の特に下腹部の疾患を考えます。時には狭窄症などで、腰椎の疾患も絡んできます。 一言で痺れと言っても、漢方薬だけでも何十種類にもなります。きちんと診断しないとなかなか改善しませんね。
吐き気

メニエール病を考える

フーフーです。 メニエールで困ってますと相談いただきました。 耳が聞こえないとも言ってました。 はい、メニエール病ですね。めまいで大変ですよね。 さらに難聴ですか。 これ胃の経絡の疾患と思います。 他にもあるんですが、大きく陰陽に分けます。 陰の状態は一般的なメニエール。 回転性のめまいを伴うやつです。 貧血のケースもあるし、頭に浮腫が多いときも陰のタイプです。寝起きに発生したりします。 そして陽のタイプのメニエール。 食べ過ぎ、高血圧などが原因で、頭にのぼせが起こりめまいになります。 疲れてきたとき、食べ過ぎたときなどに起こりやすいです。 あと、原因不明と思われているのも、こちらに多いです。 それは、足が冷えて、冷えのぼせが発生したときですね。 特に胃の経絡が冷えたとき、今回のようなメニエールが出ます 耳も胃の経絡が通ってます。その経絡が熱を持つと突発性難聴状態になり、聞こえなくなりめまいもすることがあります。