慢性疲労症候群について
慢性疲労症候群は、全身の倦怠感が特徴です。しかも結構長い期間時には半年以上も続いてしまう。発熱や頭痛や筋肉痛等の痛みを伴うことがあります。通常、疲労というと中医学の学びを体験している方は、虚証と分類したくなります。特に気虚とか血虚です。この疾患に関しては、気虚や血虚ではありません。肺の気虚によるものか、寒湿によるものが多いと思います。肺には、宣発粛降という働きと治節という働きがあります。宣発粛降は皮膚に向かって気を流し、体を栄養したり、代謝を促したりします。この機能が弱った状態ですと、体全体が重くなりますそして治節という治療と調節がうまくいかなくなり、体に熱がこもったりします。ひどくなると発熱や炎症が起きたりします。
2023.08.02
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