股関節の痛みは、なぜ起きる?

フーフーです。
「歩き始めに股関節が痛い」「立ち上がるときに引っかかる感じがする」
そんな相談をよく聞きます。
先生、股関節の痛みって、どこが原因なんでしょうか?

中国医学では、股関節の痛みは**足陽明胃経(いようめいいけい)**の問題として捉えることがとても多いです。
胃経は、
顔 → 首 → 胸腹部 → 股関節 → 太もも → 膝 → すね → 足の甲
という長い走行を持つ経絡です。
そのため、胃の状態が乱れると、途中にあたる股関節にも症状が出やすくなります。
① 胃の湿熱が強いタイプ
舌が真っ赤で、苔が厚い・ベタつく方は要注意です。
これは、食べ過ぎや刺激物、消化の停滞によって胃に湿熱がこもっている状態です。
湿熱が多いと、胃経の流れが滞り、
その通り道である股関節に詰まり・腫れ・熱感が生じ、
動かすと痛みとして現れます。
このタイプは、
「股関節がズーンと重い」「動かすと痛いが、休むと少し楽」
といった特徴が出やすいです。
② 腹部の浮腫からくる虚の痛み
もう一つ大切なのが、腹部の浮腫です。
お腹がむくみやすい方、胃腸が弱く水分代謝が悪い方では、
胃経の股関節から下への気血供給が不足します。
すると、
股関節周囲の筋・骨・軟部組織が栄養不足となり、
「力が入らない痛み」「鈍く続く違和感」として現れます。
③ 骨粗鬆症を伴うケース
さらに進むと、
胃経の虚弱に加えて骨の栄養不足が重なり、
骨粗鬆症を伴いながら股関節痛が出ることもあります。
この場合は、
・胃で気血を作れない
・下半身まで送り届けられない
という二重の問題が重なっています。
まとめ
股関節の痛みは、単なる関節の問題ではありません。
舌が赤く苔が多い → 胃の湿熱による経絡の詰まり
腹部の浮腫がある → 胃経の虚による栄養不足
骨が弱くなっている → 気血不足が骨に及んだ状態
こうした胃と経絡の状態を見極めることが、
股関節痛を理解し、整えていく第一歩になります。
「痛い場所」だけを見るのではなく、
その経絡の始まりにある臓腑を読む。
それが中国医学の考え方です。

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