何もないところでつまずく

何もないところでつまずく


フーフーです。何にもないところでつまずくのはなんで?

段差もない部屋の中で、ふとした拍子に足が床に引っかかり、つまずくことがあります。これは「うっかり」や「歳のせい」ではなく、中国医学で考えると経絡の不調が関係している場合があります。

胃の経絡とつまずき
つまずきに関係するのは「胃経」。胃経は顔から胸腹部、股関節、膝、脛を通り、足の甲から第2指へと走ります。つまり歩行や足の上げ下げに大きく関わる経絡です。

胃が弱ったり、胃経に不調があると、この経絡の気血がうまく流れなくなり、足の甲を持ち上げる筋肉や膝の働きが低下。結果として、ほんのわずかな床の凹凸にも引っかかりやすくなります。

どんなときに胃経は弱るのか
・胃が荒れているとき:暴飲暴食、胃もたれ、消化不良が続くと胃経の働きが鈍くなる。
・水分過多で水滞があるとき:梅雨時や冷たい飲み物の摂りすぎで、胃に余分な水分が停滞すると経絡の流れが滞る。
・婦人科疾患や腹部の浮腫:子宮筋腫や腹水などにより、腹部で経絡の通り道が塞がれる。
・食べ過ぎ:食べ物を消化するために気血が胃に集中しすぎて、筋肉への供給が不足する。
・むくみや肥満:足が重くなり、筋肉の反応が鈍くなる。

改善の工夫
食養生
・消化の良い食材(おかゆ、蒸した芋、煮野菜など)を意識する。
・冷たい飲み物を控え、温かい汁物を取り入れる。

運動養生
・膝の上げ下げ運動、つま先を意識的に持ち上げる歩行。
・足首回しで胃経を通す。

ツボ療法
・足三里(膝下外側)…胃経を整え、足を軽くする代表ツボ。
・豊隆(すねの中央外側)…胃経の痰湿を除き、足取りを軽くする。

まとめ
「何もないのにつまずく」という現象も、中国医学的に見れば胃経の不調のサインです。日常の食生活、むくみや水分の摂り方、運動不足が重なって現れることが多いため、早めに養生を取り入れることが大切です。足元の軽やかさは胃の健康から。胃を整えることが、転ばぬ先の杖となるのです。

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