顔面麻痺について

フーフーです。
今回は「顔面麻痺」について教えてください。突然起きることもあって不安になります。

顔面麻痺は、中国医学では経絡の流れの乱れが顔に現れた状態として捉えます。
特に大きく関わるのが、顔面を広く走行する足陽明胃経です。
顔面麻痺を起こす主な中医学的背景
① 胃の湿熱によるもの
食べ過ぎ、脂っこい食事、甘味やアルコールの過剰などで胃に湿熱がこもると、
その熱が胃経を伝って顔面に上昇します。
すると、顔の筋肉や神経の動きを担う気血津液の流れが乱れ、
麻痺という形で現れることがあります。
② 足の冷えから起きる「胃気上逆」
足が冷え、下半身に気血が巡らなくなると、
本来下へ降りるべき胃の気が逆に上へ押し上げられます。
これを胃気上逆といい、
顔面部で気が停滞し、動きが鈍くなる原因になります。
③ 肺虚による内閉
肺は宣発と粛降を司ります。
肺虚になると、気を外へ発散できず、体内にこもりやすくなります。
その結果、顔面の経絡に必要な気血が行き届かず、
麻痺や違和感として現れることがあります。
④ 肝火上炎による影響
精神的ストレスや怒りが続くと、肝火が強くなります。
肝火は上に昇る性質があり、
木剋土の関係で胃の働きを乱します。
胃気が不安定になると、顔面を走る胃経にも影響し、
急な顔面麻痺につながることがあります。
⑤ 急性発症に多いケース
急に発症した顔面麻痺では、
扁桃腺の腫れや大椎(首の付け根)の緊張・腫脹が関与していることがよくあります。
これらは経絡の要所であり、
ここで流れが乱れると、顔面への気血津液の配分が急激に変化します。
精神的ストレスとの関係
精神的なストレスでも顔面麻痺が起きることはありますが、
その場合は一過性であることが多く、長く続きません。
症状が持続する場合は、
胃・肺・肝などの臓腑の失調という肉体的な背景がある可能性が高いと考えます。
養生の視点
顔面麻痺は「顔の病気」と見がちですが、
実際には胃を中心とした臓腑と、全身の気血津液の流れの問題です。
・食べ過ぎを避ける
・足を冷やさない
・首・肩・大椎周辺を温めて緩める
・ストレスを溜め込みすぎない
こうした基本的な養生が、回復と再発予防の鍵になります。
顔面麻痺は、体からの「流れを整えてほしい」という静かなサイン。
局所だけでなく、全体を見直すことが何より大切です。
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