つい食べ過ぎてしまう。お正月病って何ですか?

フーフーです。先生、寒い時期になると、どうしても食べ過ぎてしまいます。お正月明けに体調を崩す人も多いですよね。

これはとても自然な現象です。中国医学では、寒さ=収縮と考えます。寒い外に長くいると、皮膚や足先が冷え、体は熱を内側に集めようとします。その結果、「食べて中から温めよう」という欲求が強くなります。これが、寒い時期に食欲が増す正体です。
① 冷え+食べ過ぎで起きる二つの流れ
まず一つ目は、腎・膀胱経の問題。
初詣などで長時間冷えた状態が続くと、下半身に冷えが入り、気血がうまく下降できなくなります。その結果、熱が上に逆流し、
* 肩こりが強くなる
* 背中から後頭部が重だるい
* 風邪をひきやすくなる
といった症状が出やすくなります。
二つ目は、胃経に熱がこもるタイプです。
お餅やごちそうなど、消化に時間のかかる食事が続くと、胃の中で停滞しやすくなります。そこに寒さによる内熱が重なると、
* 顔の赤み、肌荒れ
* 口内炎、歯肉炎
* 咳が止まらない
* 強い胃もたれ
といった「胃経疾患」が出やすくなります。
さらにひどくなると、胃の裏側にあたる背中に負担がかかり、ぎっくり腰や股関節痛、膝の痛みとして現れることもあります。
② 正月は「食べない」より「流す」
対処法として「食べない」「長風呂に入る」は確かに有効です。
しかし、お正月は家族や友人と団らんしたい時期でもありますよね。
そこで大切なのは、気血を末端まで流すことです。手先・足先までしっかり温かくなるように、
* 指をグーパーする
* 足首を回す
* その場で軽く足踏みする
こうした小さな動きで十分です。
気血が末端まで届けば、内側にこもった熱も自然に外へ抜けていきます。
③ お正月病は「自然な反応」
お正月病は、怠けでも不摂生でもありません。
寒さ・食事・生活リズムの変化に、体が正直に反応しているだけです。
無理に抑え込まず、
「冷えたら流す」「こもったら散らす」
この意識を持つだけで、正月明けの体はずっと楽になります。
寒い時期こそ、体の声を丁寧に聞いてあげましょう。
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