パニック障害について中国医学で考えよう

パニック障害について中国医学で考えよう


フーフーです。
パニック障害について相談を受けました。
何か改善の方法ありますか?


パニック障害。突然理由なく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気や手足の震えという発作症状を指します。

中国医学では、心腎不交という診断になることが多いですね。
腎臓が関係して中国医学で言う心臓疾患を引き起こす状態を言います。
中国医学で言う心臓疾患と西洋医学の心臓疾患は違います。
中国医学では、循環器系の動悸が起きたり、心痛。血流の乱れから震えも出ます。それから精神面の”こころ”に影響が出ます。心疾患があると発汗が起きるのは西洋医学と同じです。

さて、原因は心と腎のバランスが崩れたときですね。
次の分類です。

・腎臓が弱く浮腫が全身に多い。
この場合、心臓周辺にも浮腫が発生し心も弱ります。倦怠感を伴い顔色や手足が黄色いことが多いです。
この場合の対策は、まずは腎気を強くして、水分代謝を強くすることです。飲む量を減らし利尿を促すケアがいります。一般的に一番多いパニック障害です。

・皮下脂肪が多く汗をかけない体質
皮下脂肪も水分過多や糖質過多で発生することが多いです。この体質が足に冷え、または足に浮腫が溜まってしまったとき発生します。
身体の中の血流が悪くなり冷えのぼせが発生します。そのために動悸が出たり、精神面で興奮パニックが出ることがあります。
この対策は、冷えのぼせの解消として足の浮腫ケアや発汗できる体質に改善です。

・貧血の方で胃が弱い方
中国医学では脾臓が弱いと発生する現象で、これが発生すると腎臓に元気が蓄えられない、心臓に気血が足りないという状態になります。その方が飲食によって胃に血が集中すると、腎も心もエネルギー不足になり発生します。

対策は、まず胃をケアします。消化の良いものを食べたりすることは大切です。

・腎陰虚という中国医学で言うホルモン不足
病気が長かったり、過労が続いたとき、出産後にも起きやすいですね。
この場合、心の熱を落ち着かせる腎臓が問題で、その作用を果たせなくなります。
対策は、腎を強くするケアがいります。枸杞の実を食べるのは代表的です。他には睡眠は大切。

・胃の熱があり、かつ下腹部に浮腫がある方
食べ過ぎで、なおかつ下腹部に浮腫が多い方に発生しやすいです。
食後や考えるストレスが多く胃に刺激が入ったときに発生します。
本来胃は気血を作ります。その気血が下腹部の浮腫で下に流れない。仕方なく上に上逆します。すると動悸等の疾患が発生します。心臓の過剰な興奮のイメージです。

 対策は食べ過ぎ厳禁です。

この様に代表的なものをあげました。もちろん精神的要因もあるのですが、今回は身体が原因のパニック障害を紹介しました。

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