心不全について、中医学で解説します

心不全について


フーフーです。
中国の病院では、心不全をツボ治療で治すって本当ですか。


本当です。中国の病院では、鍼でも手技療法でも行います。
なぜそれが可能かと言うことで、少し心不全を解説します。

心不全と言うと心臓に原因がある疾患のように思いますが、実はそこだけじゃないんです。
いくつかよく見られる原因を紹介します。
・気や血虚という状態。
文字通り気や血が少ないとき。この時は心臓の中に流れ注ぐ血が少ないとき、徐々に心も弱くなってきます。これは中国医学の得意な治療範囲です。特にツボ治療が一番効果的。というのは、気血が少なすぎるときはもう食べれないことが多く、漢方を飲めないときが多いからです。

・血がサラサラすぎるとき。
西洋医学的には赤血球も減少している状態になることが多いので、貧血に含まれてしまうことがあります。病症が重いときに血をサラサラにしたり炎症をとめる薬などの治療を過程で心臓に流れる血がサラサラになってしまうことがあります。サラサラ過ぎるが長期にわたると心もだんだん血を流せなくなり心不全に至ることがあります。長期入院やきつい薬の服用後、しばらくしてから発生することがあります。ひどくなると炎症反応が出て心筋炎と言われるときもあります。
皮膚に紫斑が出ることもあります。不正出血や四肢の浮腫。水溶性の腫れあります。


・心周辺が浮腫んでしまっているとき

心が浮腫むと弁膜症を引き起こすことがあります。小児の心疾患に多いです。冠動脈の疾患、他にも血管系の疾患で心不全を起こすことがあります。この浮腫の原因が腎臓からも、脾臓からも、肝、心もありえます。それぞれ治療法が違うので診断が必要ですね。

・胃熱から
高血圧の原因にもなりやすい食べ過ぎなどで胃熱を持っているとき。もちろん心臓に流れる血も熱を冠します。そこから心筋炎や血管の疾患を発生させます。足の冷えからも胃の経絡の流れが上逆し発生することもあります。冬の心不全ですね。

・肝臓から
肝炎を起こしている際、血に熱を持った状態となり、炎症反応が出たりします。血液の疾患と言われる状態です。この場合に心筋を栄養する血も炎症。当然心臓にもその血が流れますので、心筋炎を起こしやすいです。

・肺から
肺疾患を起こしている際、体の中からの余分な熱を放出できないことも起きやすいです。
すると心の熱も浮腫も排出しにくいです。

他には、腎臓から心臓から、いろいろ原因があります。
大切なことは原因を把握し、そこに至った病気のストーリーを把握すること。
きちんと丁寧に改善していきます。
まず診断ありきです。

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