とろみ食材の効能比べ

とろみ食材の効能比べ

フーフーです。今回のテーマは「とろみ食材の効能比べ」です。

とろみ食材は、舌触りや食感を楽しむだけでなく、胃腸の状態を整えたり、気血の補い方や胃熱の調整など、用途によって選び分けることができます。中国医学の視点から、それぞれの特徴を比較してみましょう。

◆ 片栗粉
片栗粉は主にジャガイモやサツマイモから作られるデンプンです。胃の中でやさしく消化を安定させ、脾胃の働きを助けて気血を作るのに効果的。消化力が弱く、食後に胃もたれしやすい方には特におすすめです。とろみスープやあんかけ料理にすると、胃の負担を減らしつつエネルギーを補えます。
◆ コーンスターチ
とうもろこし由来のデンプンで、基本的な効能は片栗粉と同じ。ただし、やや補気作用が強く、胃に力をつけたいときに向くと考えられます。甘みを合わせると脾胃が元気になり、疲労回復や夏バテ防止にもぴったりです。
◆ 葛(くず粉)
葛粉はゆっくりと吸収させる性質があり、胃熱を適度に鎮めながら脾胃を守る働きがあります。熱がこもりやすい方や、食べ過ぎて胃が熱を持ちやすい人には葛湯が最適です。さらに体表の熱をさっと逃がすので、風邪のひきはじめや軽いのぼせにも効果的です。
◆ アガー
海藻由来のゲル化剤で、胃熱をよりしっかり抑える性質があります。夏場のほてりや湿熱体質で胃が荒れやすい人に向いています。味にクセがなく、さっぱりしたゼリーや冷菓におすすめです。
◆ ゼラチン(ゼリー)
ゼラチンは動物性コラーゲンから作られ、気血を増やし、脾胃の消化を強める働きがあります。虚弱体質でエネルギー不足の方、術後や産後の回復期にも向く食材です。
◆ 寒天
同じ海藻でも、寒天は胃熱を最も強く冷ます性質があります。余分な熱を取り、軽くデトックスするので、湿熱や体内にこもる熱感が強い方に適しています。ただし、胃が冷えやすい虚寒タイプの方は食べ過ぎに注意です。

まとめると、胃をやさしく補いたいなら片栗粉・コーンスターチ、胃熱を抑えたいなら葛やアガー、さらにしっかり冷ますなら寒天、逆に気血を増やしたいならゼリーが最適です。

体質や季節に合わせて選ぶことで、同じ“とろみ”でも養生効果が変わります。例えば、疲れ気味ならコーンスターチのあんかけ、夏のほてりには寒天寄せやアガーゼリー、食欲のないときは葛湯がおすすめ。とろみを味方につけて、脾胃をいたわりましょう。

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