「中途覚醒」について

「中途覚醒」について

フーフーです。今回は「中途覚醒」について教えてほしい、という声が多かったので取り上げます。

はい、わかりました。中途覚醒 ― 冬に増える“夜中に目が覚める”現象を、中国医学で読み解く!

夏の中途覚醒は単純です。「暑いから」。
しかし、晩秋〜初冬にかけて増える中途覚醒は、まったく別の仕組みで体の中に起きています。ここを理解すると、毎年の「なぜこの時期だけ寝られない」が一気に腑に落ちます。

■ ① 足に溜まった“冬のむくみ”が、夜に体を揺らす
気温が下がると皮膚は収縮し、気血は内臓へ帰りやすくなります。
同時に、腎陽・脾陽の働きが弱い人は 水が下半身に沈み込む ように溜まります。
夜、横になるとこの水分がゆっくり腰へ流れ込み、腰の重だるさや軽い痛み、神経の圧迫感を生みます。
この「内部の微細な不快感」が 睡眠の力を上回り、中途覚醒 を招きます。
さらに、むくみが膀胱に影響すると 夜間頻尿 となり、目が覚めてしまうことも多いです。

■ ② 手足の冷え → 頭に気血がこもり、強制的に覚醒
冬は末端が冷えやすく、特に「皮膚の宣発作用が弱い体質」では外気に負けやすい。
手足が冷えて気血が巡らないと、体はバランスをとるために気血を上へ押し戻します。
すると頭部に軽い熱化や興奮が起こり、ふっと目が覚める。変な夢で意識が浮上する
寝返りが増える、などの現象が出ます。

これはあなたが整理されてきた
「冷え → 気血の押し戻し → のぼせ → 咳・覚醒」
と同じ構造です。

■ ③ 季節性の“内臓修復モード”で生じる内熱
冬は陽気が内へ向かい、自然と内臓の修復が始まる季節。
この時期は五臓に気血が集まりやすく、胃腸の修復熱、肝の解毒熱、脾胃の運化改善のための軽い発熱など、内臓での“自然な小さな熱” が起きます。

この内熱は皮膚から逃がしにくく、
身体の内部でモゾモゾと動き、結果として 眠りが浅くなる ことがあります。

◆ 改善のヒント
● 足のむくみ → ふくらはぎの軽いストレッチ・温足浴・下肢の挙上
● 手足の冷え → 足首回し・指先刺激・肩甲骨を動かして肺を開く
● 内臓修復熱 → 寝る前の深呼吸、消化器に負担をかけない夕食

特に「皮膚を温めて、内臓を熱くしない」ことが鍵です。

◆ まとめ
冬の中途覚醒は
❶ 下半身に沈殿した水(むくみ)
❷ 手足の冷えから起こる頭部への気血集中
❸ 冬特有の内臓修復による内熱

この三つが組み合わさって起こります。

「眠れない」のではなく、
季節変化に合わせて体が調整をしている結果 と考えると、養生の方向が見えてきます。

【おすすめ動画】
健康に関する疑問・お悩み一問一答!中医学で根本解決!フーフー君の養生訓第167話


 

【スポンサーサイト】



中医学を学んで、健康と美容を♪
中国医学を学ぶならこちらへ
令和7年度4月校募集開始→中国医学協会 中国医学講座

中医学検定のご案内
令和7年6月29日開催!→こちら

中医師今中の動画はこちら

コメント