頭が垂れるのはなぜ?

フーフーです。先生、最近「なんだか頭が前に垂れてしまう」「姿勢が保てない」という相談が増えています。これって単なる姿勢の問題ですか?

頭が垂れるという現象は、単なる筋力低下ではありません。
今中健二の中国医学では、これは「気血津液の流れの破綻」として捉えます。
タイプは大きく三つあります。
① 熱が大椎に集まるタイプ(実証型)
まず一つ目。
食べ過ぎ、甘い物や脂っこい物の過多、
あるいは膀胱経の浮腫によって背部に滞りが生じると、
身体の熱が上に集まります。
とくに第七頸椎の大椎穴。
ここは陽気が交わる要所です。
ここに熱が停滞すると、
・首が固い
・後頸部が重い
・肩がパンパンに張る
・頭が前に引っ張られる
となります。
熱は上へ昇り、しかし出られない。結果、頸部がロックされ、頭が垂れる。
これは「実の停滞」です。
② 湿証で頭が重く垂れるタイプ
次に湿証型。脾胃が弱ると湿が生じます。胃の経絡は顔面から頭部へ走ります。
湿が経絡を伝って上昇すると、頭が“重く”なります。
・頭がぼんやり
・重だるい
・朝が特につらい
・舌が胖大で白膩苔
これは湿が昇った状態。
熱ではありません。重さです。
湿は重く沈む性質がありますが、
経絡に乗ると上にも上がります。
頭が重すぎて支えきれず、結果として垂れる。これは「湿による清陽不昇」です。
③ 気虚で頭を支えられないタイプ
三つ目は気虚。
気は「持ち上げる力」です。脾気が虚すれば昇清できません。
頭は最も高い位置にあるため、気虚の影響を受けやすい。
・すぐ疲れる
・声が小さい
・食後にだるい
・舌が淡く歯痕がある
このタイプは、支える力そのものが弱い。
頭を持ち上げる気が不足し、垂れる。
これは「虚」です。
まとめ
頭が垂れる現象は、
・熱がこもって固めるタイプ
・湿が昇って重くするタイプ
・気虚で支えられないタイプ
同じ「頭が垂れる」でも、原因はまったく違います。首を揉む前に、自分の舌を見てください。
固いか
重いか
弱いか。
そこに答えがあります。
姿勢は筋肉だけでなく、
臓腑の流れがつくっているのです。
【おすすめ動画】
健康に関する疑問・お悩み一問一答!中医学で根本解決!フーフー君の養生訓第167話
【スポンサーサイト】
中医学を学んで、健康と美容を♪
中国医学を学ぶならこちらへ
令和8年度春募集開始→中国医学協会 中国医学講座
中医学検定のご案内
令和7年6月29日開催!→こちら
中医師今中の動画はこちら


コメント