三叉神経痛って、どうしてあんなに痛いの?

三叉神経痛って、どうしてあんなに痛いの?


フーフーです。今回は「三叉神経痛って、どうしてあんなに痛いの?」というご質問をいただきました。先生、よろしくお願いします。

三叉神経痛は、ただの神経の問題ではありません。
中国医学の原則である 「不通即痛(通じなければ痛む)」が非常にわかりやすく現れる症状です。
その代表が 胃経(足陽明胃経)。この経絡は額・目の周り・頬骨のあたりを通り、その後、胸腹・大腿・膝・脛・足の甲へと走行します。
つまり胃の状態は、そのまま顔面の感覚に反映されます。

■中国医学でみる三叉神経痛

ここからは臓腑別に、三叉神経痛が起こる理由を細かく解説します。
●① 胃の湿熱が多いタイプ
食べすぎ・脂っこいもの・甘いもの・アルコールなどで胃に湿熱がこもると、
その熱が 胃経を通って顔面に上がり、局所の巡りを止めることがあります。
* 顔面がヒリッとする
* 頬骨あたりがズキッと痛む
* 少し触っただけでも電撃痛
これは「熱が強すぎて流れない」= 不通即痛 そのもの。
とくに冬場、皮膚が冷えると皮膚呼吸が滞り、内側の熱がさらに上にこもりやすいので要注意です。

●② 胃陰虚タイプ(胃が弱っているタイプ)
「胃が荒れていないのに痛い人」の多くはこちら。
胃陰虚とは、
* 長年の疲れ
* 寝不足
* 早食い・不規則な食事
* 痩せすぎ
などで 胃の滋養が不足した状態。
この場合、経絡を流れる気血が足りず、流れようとしても流れない → 痛みやしびれが起きます。

特に、
* 頬骨のあたりがじわっと痛む
* 顔のコリのような違和感
* 空腹時や疲れた時に痛くなる
という特徴があります。
これは「不足しても流れない」という意味で、**虚証の不通即痛** です。

●③ 寒冷刺激が加わって悪化するケース
湿熱タイプでも、陰虚タイプでも、皮膚表面が冷えると痛みは倍増します。

理由はシンプルで、冷えると皮膚の気血が固まり“通らなくなる”からです。

特に、
* エアコンの冷気
* 冬の朝の外気
* 首元の冷え
などで悪化しやすい。
顔の痛みに、じつは「冷え」が関わっているケースはとても多いのです。
■まとめ:胃経を整えれば三叉神経痛は改善の余地がある
三叉神経痛は「神経の問題」ではなく、
胃の状態 → 胃経の巡り → 顔面の流れ
という仕組みで説明できます。

三叉神経痛は、「胃が声を上げているサイン」のひとつ。
普段の食事と生活の積み重ねで、痛みの出方も、治り方も変わります。

胃の働きを整えることは、そのまま顔面の気血の流れを整え、三叉神経痛の予防・改善につながるのです。

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