漢方はどのくらい飲むのだろう

フーフーです。漢方薬は、長く飲み続けなくてはいけないの?

よく聞かれる質問です。
「漢方は最低1ヶ月は飲まないと効かないですよね?」
「体質改善だから、ずっと続けないといけないんですよね?」
漢方薬は、長く飲むものでもあり、短く終わるものでもあります。
それは、その人の体をどう治していくか、治療のストーリー次第だからです。
漢方薬は「効き目がゆるやかだから長期服用が必要」というイメージがありますが、
それは半分正しくて、半分は誤解です。
中国医学では、体は一年を通して同じ状態ではありません。
季節によって、気血の集まる場所も、治すべきポイントも変わります。
たとえば、内臓の弱さが原因のアトピー性皮膚炎の場合。
冬は、気血が内臓に集まる季節です。
この時期は、皮膚よりもまず内臓を立て直す漢方で、治療の土台を作ります。
春になると、気血が外に向かって動き始めます。
症状が強く出やすい季節なので、
気血をうまく分散させ、流れ道を整える漢方に切り替えます。
夏は、血液を皮膚までしっかり届ける季節。
きれいな血を皮膚に流す漢方が主役になります。
秋は、乾燥とともに皮膚が傷つきやすい時期。
皮膚を修復する漢方へと移行します。
こうして見ると、
一年かけて治していますが、同じ漢方を一年飲み続けているわけではありません。
これが、とても大事なポイントです。
一方で、
熱中症や一時的な体調不良のように、
「熱を発散させる」「血流を一気に改善する」ことが目的の場合は、
一回、あるいは数回で終わる漢方もあります。
つまり、漢方薬は
「長く飲まなくてはいけないもの」ではなく、
「その時の体に必要な役割を果たしたら、役目を終えるもの」。
飲む期間を決めるのは、漢方そのものではなく、
あなたの体と、治療の設計なのです。
漢方は、量よりも、期間よりも、
いま、何を整えるために使っているのか。
そこが一番大切なんですよ。
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