ネコのようにくらすー第0章:老子が伝えたいことー

老子が伝えたいこと

老子は長年洛陽に住んでいた。そして周が滅せようとしているとき、洛陽を離れ西へと向かう。まさしく国境を過ぎようとしていた。そこに老子との別れを惜しんだ尹喜により何かを書き記してくれと懇願される。そして残したのが「道徳経」。道は万物の規律法則を表すもの。徳はその道を人が意思や欲によって妨げることのないようにするもの。

この老子の思想の中核を成すものが「無為自然」の思想である。これは「宇宙の現象には、人の生死も含めて、必然の法則が貫徹している。我々の小さな人為や私意は入り込む余地はない」という考え方が基本になっている。

つまり、人間というものは、宇宙から見ればとても小さい存在であり、人生は人の力ではどうにもならない自然の一コマ。

しかし、人間はそういうことも分からずに、さまざまな我や執着に振り回されてあくせくしている。そもそも人は生まれる前は“無”、そして死んでしまえばまた“無”に帰るだけ。自分のものなど何もない。これに気づき、くだらない見栄や欲を捨てれば、人生はもっともっと楽しくなる。これこそが人間として最高の生き方であるという考え方。

これを学んでいきましょう。

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