
フーフーです。
今日のつれづれ養生訓のテーマは「食べ物の好き嫌いってなんで起きるの?」です。

チョコが好きな人もいれば、酸っぱいものに目がない人もいますよね。
あれって、ただの好みの問題なんでしょうか?それとも体からのサインなんでしょうか?
いい質問ですね。
実は、食の好みには、体からの「今これが必要」というメッセージが隠されていることがよくあります。
中医学では、味覚の五味――甘・苦・酸・辛・鹹(しおからい)――は、それぞれ五臓と対応していると考えます。
●「甘味」は脾と関係が深く、エネルギーを補う働きがあります。疲れているとき、無性に甘いものが欲しくなるのは、脾が弱って「助けてー」と言っているサインかもしれません。
●「酸味」は肝に属し、肝の気を引き締める作用があります。ストレスが溜まっているときにレモンや梅干しが欲しくなるのは、肝気の発散を防ごうとする体の知恵です。それで蔵血です。
●「苦味」は心と関連し、熱を冷ます作用があります。イライラや動悸、不眠のときにコーヒーが飲みたくなるのは、心火を抑えようとする防御反応ともいえます。
●「辛味」は肺に通じ、気の巡りを良くし、寒邪を追い出す力があります。風邪を引きそうなときにスパイシーなものが食べたくなるのも自然なことです。
●「鹹味(塩味)」は腎に関係し、体を潤し、硬いものを柔らかくする作用があります。寒くて縮こまっているとき、味噌汁が飲みたくなるのもこの理です。利尿効果を欲してるんでしょうね。
つまり、「好きな味=今その臓腑が弱っている」という体からのSOSであることが多いんです。
ただし、すべての欲求が「正しい欲求」とは限りません。
たとえば、コレステロールが高い方が脂っこいものやアルコールを欲しがるのは、体が“気を巡らせよう”と無理をしている反応のこともあります。
「お酒で血を流したい」「油で滑らせたい」――そんな“応急処置”的な欲求は、逆に体を壊す方向に働くこともあるので要注意。
つまり、食の好みには「助けを求める臓腑の声」と「無理を通そうとする勘違い」も混じっているということ。
自分の好物が、「本当に必要な欲求」なのか、それとも「過剰な補償行動」なのか。
その見極めができるようになると、体との付き合い方も変わってきますよ。
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