座りっぱなしから来る疾患について

座りっぱなしから来る疾患について

フーフーです。
今回は、座りっぱなしから来る疾患について教えてください。

現代の生活では、長時間座り続けることが当たり前になっていますが、中国医学の視点から見ると、これはかなり不自然な状態です。椅子に座るか床に座るかの違いはありますが、「動かない」という点ではどちらも同じで、体には確実に負担がかかります。

まず起きやすいのがむくみです。重力の影響で水分は下に溜まりやすく、座りっぱなしでは下半身の気血津液の巡りが滞ります。特に椅子の場合、太ももの裏や骨盤周囲が圧迫され、血流と水の流れが妨げられやすくなります。さらに冷房や床からの冷えが加わると、下半身は「冷えてむくむ」という状態になります。

この状態が続くと、
・外反母趾
・かかとのひび割れ
・こむら返り
・下肢静脈瘤
といった症状が現れやすくなります。さらに慢性化すると、関節周囲に湿が停滞し、リウマチ様の痛みにつながることもあります。

また、経絡の不通も重要なポイントです。座り姿勢では、胃経・脾経・腎経・肝経といった下半身を走る経絡が圧迫されやすくなります。胃経・脾経が滞ると、消化吸収が落ち、気血を十分に作れず、貧血様のだるさが出ます。腎経・肝経が阻害されると、骨盤内の循環が悪くなり、婦人科系の不調が起こりやすくなります。

一方で、下が詰まると、気血は行き場を失い上に昇ります。その結果、上半身では、
・のぼせ
・頭重感
・肩こり
・首の張り
といった症状が現れます。「下は冷えて、上は熱い」という典型的なアンバランスです。

養生の基本はとてもシンプルです。長く座り続けないこと。
30〜60分に一度は立ち上がり、足首を動かし、膝を伸ばし、股関節を緩める。
少し歩くだけでも、気血津液は動き始めます。
座りっぱなしは、楽なようでいて、体には静かな負担を積み重ねます。動くことは、治療であり、予防でもあります。日常の中に「小さな動き」を取り戻すことが、最大の養生なのです。

 

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