
フーフーです。今回は「ハヤシライスを薬膳にできませんか?」って聞いてみたいです。

いいところに目をつけましたね、フーフー君。ハヤシライスは、工夫次第でとても完成度の高い「行気活血+養血」の薬膳になります。
■ 中国医学で見るハヤシライスの基本構造
まず、ベースとなるハヤシライス自体を中医学的に見てみましょう。
トマトベース:トマトは血を養い、軽く清熱する働きがあります。
血が不足しがちな方、顔色がくすみやすい方、疲れるとイライラしやすい方には相性が良い食材です。
玉ねぎ:玉ねぎは行気・活血の代表的な食材です。
血を「増やす」だけでなく、「流す」力があり、瘀血や気滞をほどいてくれます。
ここまでで、
👉養血(トマト)+行気活血(玉ねぎ)という土台はすでにできています。
■ 薬膳として一段階引き上げるポイント
今回のテーマは「薬膳にする」こと。そこで、次の生薬的食材を加えます。
◯ シナモンスティック(桂皮)
・温めながら血の巡りを良くする
・気血を末端まで動かす
・冷えによる停滞を改善
ハヤシライスの「重さ」を内側から動かしてくれる役割です。
◯ 陳皮(乾燥みかんの皮)
・行気作用
・消化を助ける
・気滞による張りやもたれを防ぐ
トマトの酸味や肉のコクによる「胃の停滞」を防ぎます。
◯ 乾燥生姜
・温中
・発散
・気血を外へ動かす
行気活血を後押しし、食後の重だるさを残しません。
■ 薬膳的な調理の考え方(中国医学協会の理論)
今回は
「行気活血を主軸に、養血を補助する」という設計です。
そのため 最初に香りが立つ食材(玉ねぎ・陳皮・生姜・桂皮)を油で動かす。その後で血を養うトマトを加える。という順番が重要になります。
これは先に「巡らせる」→ 後で「補う」という薬膳の基本原則です。
■ 薬膳ハヤシライス・レシピ
材料(2〜3人分)
* 牛こま肉:200g
* 玉ねぎ:1〜2個
* トマト缶:1缶
* バターまたは油:適量
* シナモンスティック:1本
* 陳皮:少量(指先でひとつまみ)
* 乾燥生姜:少量
* 赤ワイン・デミグラスソース等:適量
* 塩・調味料:適量
作り方
1. 鍋に油をひき、玉ねぎをじっくり炒める
2. 香りが立ってきたら
→ 陳皮・乾燥生姜・シナモンスティックを加える
3. 牛肉を加えて軽く火を通す
4. トマト缶を加え、弱めの中火でコトコト煮る
5. 仕上げに調味し、シナモンスティックは取り除く
※ 煮込みすぎず、「香りが残る」火加減がポイントです。

■ どんな人におすすめ?
* 冷えやすい
* 肩こり・生理前の張りがある
* 疲れると気分が滞りやすい
* 血虚と気滞が混ざっているタイプ
まさに「補いながら動かす」現代人向けの薬膳です。
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